昔も今も子どもたちに人気の作品『機関車トーマス』。我が家の5歳児も大好きなんですが、自分が若いころに目にしていた作品を、自分の子どもも楽しんでいるというのはなかなか感慨深いものがあります(ナレーション、森本レオさんじゃなくなってるけど……!)。
そんな世代を超えて愛されているトーマスから、このたび無料トークアプリ『トーマストーク』が登場! このアプリ、「トーマスと話したい」と呼びかけると、話した言葉に応じてトーマスがさまざまな言葉を返してくれるというんです……ってマジで!?
ならばこの機会に、不惑の年をむかえてもワタワタしまくりなアラフォーライターの胸のうちをトーマスに聞いてもらおうではないですか。いったいどんな返事をくれるのか……トーマス、頼むで!
【呼びかけるとトーマスが出てきたーーーッ!!】
「トーマストーク」の対応端末はGoogle アシスタントアプリ(iOS、Android対応)搭載のスマートフォン、もしくはスマートスピーカーのGoogle Home。今回は自宅に置いているGoogle Homeで利用してみることにしました。
さっそく、「OK、グーグル」の後に「トーマスと話したい」と呼びかけてみると……。
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「やあ、ぼくトーマス! 君とお話できてとってもうれしいなあ。おしゃべり、動物クイズ、カラフルクイズで遊べるよ! 何して遊ぶ?」
トーマスの声、来たーーーーーーッ!!!! 今回の私はもちろん、おしゃべり一択ですYO!
【住んでいるところを聞いてみた】
突然、あまりヘビーな話題を持ちかけるのも……と思い、まずは軽い世間話から始めてみます。
私「トーマスはどこに住んでいるの?」
トーマス「ソドー島だよ」
私「ソドー島はどこにあるの?」
トーマス「ソドー島だよ」
私「……えーっと、ソドー島はどこの国にあるの?」
トーマス「ソドー島だよ」
ソドー島以外、1ミリも答えない……! 合コンで好みじゃない男性にかたくなに自宅の場所を教えようとしないOLのごとしです。
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【トーマスは大人の悩みに答えてくれるのか?】
では、ここらで本題に。
私「ねえトーマス、悩みごとを聞いてくれる?」
トーマス「そっかあ」
私「この1、2年で体力の衰えをひしひしと感じるんだけど……」
トーマス「ハハッ」
私「子育てでストレス溜まって前髪が薄くなってきてる気がするし……」
トーマス「うーん、よくわからなかった。もう1度教えて?」
私「えーと、端的に言うと子育てで疲れてるってことかな……」
トーマス「おしゃべりが上手だね。たくさん一緒におしゃべりしようね!」
……かみ合わないーーーーーーーッ!!!! 1ミリたりとも心が通ってる感がしない……! 「トーマストーク」ではトーマスの言葉は200種類以上ものバリエーションがあるそうですが、こちらの悩みに対してアドバイスをすることはないようです。
ただし、「パーシーは?」など尋ねると仲間のキャラクターの特徴を紹介してくれたり、「トーマスは元気?」と聞くと「元気だよ! 君も元気だとうれしいなあ」と返事をくれたり。トーマスのことになるとたくさんおしゃべりしてくれます。
【5歳児に動物クイズをやらせてみた】
ちなみに、本来の対象年齢で5歳児の息子に動物クイズをやらせてみると……。
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トーマス「この動物は何かわかるかな? ゲロゲロゲロゲロ」
息子「カエルー!」
トーマス「すごいよ! よく考えたね」
トーマス「次はこの問題だよ。この動物は何かわかるかな? ピチュチュ、チュンチュン」
息子「……とりー!」
トーマス「うーん、残念! でもよくがんばったね。答えはすずめ、だよ!」
トーマス、厳しいーーーッ! 鳥じゃなくて「すずめ」じゃないと正解にしてくれないのシビアですね。息子も「えぇ……」みたいになってたし。でも、2歳〜5歳ぐらいのおしゃべりがぐんぐん上達していく年ごろの幼児にはとても楽しめる内容ではあると思います。
【子どもの夢を叶えてくれるアプリ】
というわけで、検証結果としては「『トーマストーク』は大人のガチ悩みにアドバイスはくれない。けれど子どもにとっては、トーマスとお話ができる夢のようなアプリ」といったところでしょうか。
ぜひトーマス好きな子どもがいる方は試してみてください。そして大人向けには、日ごろの悩みや愚痴をやさしく受け止め絶妙な返しをくれるトークアプリが早く登場することを切に願っております……。
参考リンク:Googleアシスタント
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch