王貞治氏、“生卵事件”は「ファンが真剣に怒った結果」

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2019年01月18日 19:34  ベースボールキング

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ダイエー監督時代の王貞治氏 (C)KYODO NEWS IMAGES
ソフトバンクの王貞治会長が18日、日本記者クラブで「平成とは何だったのか」というタイトルで平成のプロ野球を振り返った。

 その会見の中で、王会長はダイエー(現ソフトバンク)監督時代の1996年5月9日、今はなき大阪・日生球場での対近鉄戦に敗れた直後、ダイエーの選手バスへ向かって、相当数の生卵が投げつけられた事件ついて「卵をぶつけられるような野球をやっているのは俺たちなんだと。卵をぶつけられないようにしよう。卵をぶつけた連中に喜んでもらおうよと選手たちに話しました。屈辱ではありますけど、それだけ卵を投げてくれた人たちは、南海時代からのカチカチなホークスファン。その人たちが真剣に怒った結果が卵事件だと思うんですね」と懐古。

 続けて王氏は「それをまともに真正面から引き受けないといけない。我々はいい刺激になったと思います」と話し、「そういうことを積み重ねていくなかで、選手達は勝つ事の素晴らしさとか、勝ちに向かってやるにはどうやったらいいかということで、技術向上につながったと思います」と、この1996年から小久保、城島が台頭し、オフにはドラフトで井口、松中、柴原を獲得。その後99年、00年にリーグ連覇を達成するなど、現在まで続く常勝軍団の礎を築いた。

(取材=ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)

このニュースに関するつぶやき

  • 記録を外国人選手に破られそうになったら勝負度外視で敬遠させる器の小さい人という印象しか私にはないですね (;・ω・)
    • イイネ!14
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