高野山真言宗は30日、所属する僧侶がインターネット上でヘイトスピーチを行っていたとして、総本山である金剛峯寺のホームページで謝罪した。
金剛峯寺のホームページには、「高野山真言宗僧侶によるヘイトスピーチに関するお詫び」との文書が掲載。所属する僧侶がヘイトスピーチを行っていた事実を確認したとして、「高野山真言宗として遺憾の意を表し、心傷ついた皆様に、衷心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。また、これまでも人権啓蒙活動を行ってきたが、「全く不十分であったこと」を深く反省し、同様の事態が生じないよう人権意識の高揚に尽くすとしている。
この僧侶は今月、個人のTwitterアカウントで「韓国人って個人で付き合うには気のいい奴ばっかなんですよね。そこに国とか組織が絡むと急にめんどくさくなる。『韓国人 3人寄れば ドクズかな』」などと投稿。精神科医の香山リカ氏に対しては、「香山さんはレイシストではないかな…。ヘイトスピーカーにヘイトスピーチをする…鬼女…ですかね」と発言していたとみられる。このTwitterアカウントは既に削除されている。