『Jタウンネット東京都』という地域特定型(?)の情報サイトが2016年に発信したなかなか面白い記事があったので、かなり古いネタではあるが、ここcitrusでも紹介してみたい。
タイトルは『4人に1人が「カレーに入れてほしくない」と答えた、あの定番の具とは?』。Jタウン研究所が「カレーの『いらない具』といえば?」をテーマに、都道府県別のアンケート調査を行い(総得票数1305票)、その結果についてアレコレ論じる内容である。
1位は、なんと! ゆで卵。以下、
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2位:じゃがいも
3位:シーフード
4位:にんじん
5位:その他
6位:カツ
7位:鶏肉
8位:牛肉
9位:豚肉
10位:たまねぎ
……と続いている。まあ、5位あたりからはすでに「メイン具材は○○派」的な主張に論点がすり替わっている様子なので、無視してもかまわないと思うが、ゆで卵がこうも不人気なのは、私としては意外……というか、不本意でさえある。
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ダメですか? ゆで卵。美味しいじゃないですか! ゆで卵。カレーの味を壊さないし、ちょっとした“お得感”もあったりするし……。生卵なら、まだ納得できるんですけどね(なぜかトップ10内にもランクインしていない)。だって、ゆで卵より生卵のほうがカレーの辛さを台無しにしちゃいません?
カレー本体のつくりを大きく左右するという意味で、2位のじゃがいもはまだわかる。アレを入れたら、どうしても味や食感がもったりして、粉っぽくなっちゃいますからね。ただ、そういうエッジに欠けた「お母さんカレー」をたまーにものすごく食べたくなるときもある。「場合によりけり」ってやつか?
3位のシーフードは、私もまったくもって同感だ。ルーのダシを肉類で取るのが一般的である日本のカレーとシーフードは味がぶつかってしまう。あと、カレーのスパイシーな香りとシーフード独特の生臭さも、あまり相性がよろしくない……のではなかろうか。カレーに入れるシーフードの代表格とされている海老を食べたら蕁麻疹が出てしまう……って個人的な事情も大きいのだが(笑)?
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ちなみに、私の周辺数人に聞いてみたところ、圧倒的に不人気だったのは4位のにんじんであった。理由は単純に「にんじん自体があんまり好きじゃないから」。じつは私も、あんまり好きじゃない。でも、ことカレーに関して言えば、にんじんはマストだと思う。じゃがいもに似た食感を持ちながら、カレーの味にほぼ影響しない(=じゃがいものように溶けない)。また、あの橙色がなくなってしまったら、ビジュアル的にも物足りないではないか……とも思う。
さて。私がもっとも「入れてほしくない」のはコレ、じつは「具」じゃないのだが、ゆえに正確な表現をすれば「添えてほしくない」となるんだが、ズバリ福神漬である。「一番人間の食欲を掻き立てるのは赤と黄色の配色」だと聞いたことがあるけど、福神漬のあの赤い汁がご飯に染みついた景観が、私はどうしても受け入れられない。そういう意味では、らっきょうのあの酸っぱい汁がご飯にしみ込んでしまうのも許せない! 喫茶店などでカレーを注文する際は、「福神漬(らっきょう)は抜いてください」と極力付け加えるようにしているのだが、つい油断して言い忘れるケースだってあるのである。ああ、嫌だ。
と、こういったどーだっていいことを延々書き散らすのって、ホント楽しいですよね(^^)/。悲しいかな、なんぼでも言葉が頭に浮かんでくる。
※この情報は2017年8月18日時点のものです