セントマ出身の「コウタグシケン」が本格デビュー、"生活音の心地よいズレ"をニットウェアで表現

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2019年02月12日 15:52  Fashionsnap.com

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2019年秋冬コレクション Image by: FASHIONSNAP.COM
ニットウェアブランド「コウタグシケン(Kota Gushiken)」が、2019年秋冬シーズンに本格デビューする。

 デザイナーの具志堅幸太は1992年生まれ。高校卒業後にイギリスのセントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)のファッションデザインニットウェア科に入学。在学中は「ディオール(DIOR)」のクチュール部門や「プロエンザ スクーラー(Proenza Schouler)」などでインターンシップを経験し、卒業コレクションが英ファッションメディアThe Business Of Fashionの「Top 6 Central Saint Martins BA Graduates Of 2016」に選出された。2017年の帰国後は伊勢丹新宿店「TOKYO解放区」の若手4ブランドにフォーカスした企画「TOKYO upcoming vol.2 〜next genelation by TOKYO kaihoku〜」に参加したほか、セレクトショップ「デルタ(DELTA)」でポップアップを開催した。
 本格デビューと位置付ける2019年秋冬コレクションでは、生活音の交わりや現代音楽といった「心地よい音のズレ」を表現した計8型のニットウェアを展開。卒業コレクションで制作したトップスをウール素材でアップグレードしたほか、芝生に花を散りばめたイメージのフーディーやパンツを製作した。親交が深い「シンヤコヅカ(SHINYA KOZUKA)」とのコラボレーションによるベストでは、ニットの編み地の表裏を逆に使うなど独自の製法を模索。ユニセックスで着られるように、パターン設計で試行錯誤を重ねたという。
 今後の活動について具志堅は「ニット素材を中心に布帛などを取り入れて、バリエーションを充実させていきたい。様々なデザイナーや企業、クリエイターの方々とのコラボレーションも積極的に取り組んで、コレクションを通じてニットウェアの可能性を広げていけたら」と話す。販路については卸販売に注力しつつ、ECの開設も視野に入れていくという。
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