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和歌山カレー事件被害者の健診・調査基金廃止へ 市「症状悪化の恐れ低い」

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2019年02月13日 06:01  毎日新聞

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毎日新聞

 和歌山市は12日、1998年7月に起きた毒物カレー事件の被害者の健康診断などに充ててきた基金を廃止すると発表した。事件から20年が過ぎ、今後、症状悪化の恐れが低いとして一定の役割を終えたと判断した。ただ、市が昨夏行った書面調査では心身に影響を感じている人がおり、被害者から「切り捨てだ」と反発の声も上がる。


 市保健所によると、基金は和歌山県が寄付した1000万円で2000年に設けられた。急性ヒ素中毒となった約60人を対象に00〜02年に毎年健康診断を実施し、その後は書面での健康調査(07、18年)や健康相談会(08年)を行った。


 健診や調査の時期・方法を検討する「長期健康観察委員会」は昨年7月、症状の悪化は考えにくいとして中止を決めた。市は基金廃止の関連条例案を19日開会の市議会2月定例会に提案する。残金500万円は一般財源に繰り入れる。尾花正啓市長は12日の記者会見で「できることは終わったと判断した。今後は個別に対応したい」と話した。


 一方、昨夏の書面調査では2割弱が「今も手足にしびれがある」と回答し、カレーを見ると不安を感じるとの回答も3割あった。


 被害者の会の杉谷安生副会長(71)は「しびれがあるという人がいる以上、調査は続けてほしい。事件を忘れないためにも基金を存続させるべきだ」と訴える。別の被害男性(72)は「20年たち、新たに症状が出る人もいないだろうし、いいのではないか」と容認する考えを示した。【木原真希】


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  • 個人の犯罪だし、本来自治体に責任はないのだし、20年も経過観察して、悪化してないのだし、もうこのあたりで区切りをつけては。
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