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リトグリ二度目の武道館で見せた、尊重し合う個性と届ける使命。“みんな違ってみんな良い”【ライブオトネタ】

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2019年02月14日 18:10  M-ON! MUSIC

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M-ON! MUSIC

写真掲載:M-ON! MUSIC
掲載:M-ON! MUSIC
ぐるり360度、約1万2千人が今か今かと待ち焦がれる、日本武道館。そこにクイーンを彷彿とさせる“ドンドンパンッ”というリズムが鳴り渡り、ライブのタイトルコールとなる5人の歌声が響いた。

【画像】Little Glee Monster 二度目の武道館公演

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【ライブオトネタ】
Little Glee Monster
Little Glee Monster Live in BUDOKAN 2019〜Calling Over!!!!!
2019.02.06@日本武道館

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轟く熱狂的な声援。次の瞬間ステージ上段には、光るスクリーンの前に凛と立つメンバー5人のシルエットが浮かんでいた。実にスタイリッシュな登場。

でも、それは演出としてのただのシルエットじゃない。余計なものがなくても、あえて主張しなくても、その輪郭だけで一人ひとりの個性が伝わる、Little Glee Monsterになったと、堂々と宣言するシーンに思えたのだ。

ショーが進むにつれて、そのシルエットの強さの意味を知ることとなった。

しょっぱな続いたのは、2014年リリースのデビュー曲「放課後ハイファイブ」などを含む初期のナンバー。でも、そのパフォーマンスは、2017年に行われた初の武道館の印象とはあきらかに違う。

あの時は、一人ひとりがガンガンに“私”を主張する姿があったが、今回それがない。いや、そうする必要がないくらい、それぞれが、声のトーンも技術もダンスも好みも性格も何もかもひっくるめた自分のキャラに似合う居場所を、グループの中に見つけている気がしたのだ。

“ここは任せて!”という守備範囲では思いきり前に出るが、そこ以外は他のメンバーの奮闘に全幅の信頼を置いて引き、支える。だから、よりのびのびと互いの個性が発揮できる。非常にリスペクトフルな関係がうかがえる。

この2年は女の子がいちばん変わる時期とも重なり、元気とは裏腹の不安や悩みも尽きなかったはず。それが今、こんなにも引き算の妙を体現できているのは、見えないところで計り知れない葛藤と闘い得てきたものがあるからだろう。

MCで「自分たちを越えていきたい」と何度も言っていたが、まさにその意識と実行力が、この5人をスーパーガールズたらしめているのだと思う。ライブ中盤、「明日へ」(メンバーで初作詞した楽曲)で、“明日へ 走る鼓動は 溶けやしないさ”と歌う覚悟に満ちた姿を目の当たりにした時、「あぁ、これはLittle Glee Monsterのアンセムなのだな」と思い、胸を打たれた。

続くアカペラメドレーは、彼女たちの今を象徴的に物語るものだった。つまり、一人ひとりが、自分色の歌を自由自在に響かせながら、同時に、理想とする5人共通のイメージフォーマットの中での響かせ合いを求める姿が見られたのだ。

細かく言えば、声そのもののトーンやボリュームの調整、マイクとの距離、体の向き、動き、表情……だろうか。そのすべての集約が、Little Glee Monster独自のハーモニーとしてふくよかに花開いていた。

メンバー全員で掴んだ揺るぎないチームワークがあるからこそ、個人プレイもまた生きてくる。ずば抜けたダンス・テクニックでメンバーを引っ張るかれん、直球勝負のハイトーンとパワーでグイグイ観客を煽る芹奈、大人っぽいフェイクのウナリで魅了する最年少のmanaka、歌でもおしゃべりでもほっとさせてくれるアサヒ、大阪ノリで会場を和ませるムードメイカーのMAYU。みんな違ってみんな良い、がバランスをとらずとも成立しているのだ。そこが観ていて清々しい。

好きという気持ちだけじゃなく、Little Glee Monsterとしての使命を感じ、野望を燃やして歌に取り組み始めてもいるのだろう。だから、言葉が自ずと聞こえてくる。そして、その現象は世代をも軽々と越える。本編ラストの2曲「SAY!!!」(個人的に大好きです)や「世界はあなたに笑いかけている」では、歌詞に重ねた彼女たちの本気が伝わり、目頭が熱くなった。

涙と笑顔でまんまるに光るほっぺに幼さも残る最強のモンスターたち。この先の時間の長さと進化の速度を思うと、その未来は明るすぎてもはや予測不能だ。このワクワク感、長期保証間違いなし。

TEXT BY 藤井美保
PHOTO BY キセキミチコ・佐藤祐介

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【SETLIST】
01.Opening〜Welcom to Calling Over!!!!!〜
02.好きだ。
03.放課後ハイファイブ
04.青春フォトグラフ
05.青い風に吹かれて
06.Feel Me ※かれんダンス
07.NO! NO!! NO!!!
08.Catch me if you can
09.Get Down
10.明日へ
11.I BELIEVE
12.Band JAZZ Session
13.ハピネス
14.a cappella medley BUDOKAN ver.
 (1)『Let’s Grooooove!!!!! Monster』Opening
 (2)Don’t Worry Be Happy
 (3)JOY
 (4)My Best Friend
 (5)人生は一度きり
 (6)春夏秋冬
 (7)SEASONS OF LOVE
15.恋を焦らず
16.ギュッと
17.だから、ひとりじゃない
18.OVER
19.SAY!!!
20.世界はあなたに笑いかけている
[ENCORE]
01.はじまりのうた
02.My Brand New Day
03.Jupiter
04.Everything could be your chance

【プロフィール】
リトル・グリー・モンスター/かれん、MAYU、芹奈、manaka、アサヒ。2014年10月29日にシングル「放課後ハイファイブ」でメジャーデビュー。

【リリース情報】
2019.01.16 ON SALE
ALBUM『FLAVA』
Sony Music Records

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