限定公開( 29 )
「せっかく作っても食事に集中せず、ずっと遊んでいてちゃんと食べてくれない」「きちんと栄養がとれているか心配」
このように、お子さんの遊び食べに悩むママの声をよく耳にします。
今日は現役保育士の先生のichiさんに、保育園での遊び食べ対策とどういった言葉がけをされているかなど、お聞きしましたのでご紹介します!
ーまず、子どもたちが食べられる量を配膳します。食事をすることに飽きてしまうということが遊び食べの原因の一つであると考えていますので、配膳量には気を付けています。
“ジブンデ!”の年頃ですし、“自分でご飯を食べられた!嬉しい!”という方向にもっていけるように工夫しています。
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また、子どもたちは”食べたい”と本能的に感じたら自らご飯を食べるものです。ご飯の時間にしっかりお腹がすいて”食べたい”という状態になれるように日中は思い切り身体を動かせるように活動量を工夫したり、午前おやつの量を調整したりしています。
ーそんなことはないです! 食が細かろうが、食欲旺盛だろうが、多くの子どもが通る道と思ってください! もちろん遊び食べをしない子もいます。その時々の子どもの体調や気持ちによって変化するものですよ。
ーその子によって変わってきますが、苦手な食べ物が出た場合は遊び食べになることが多いと思います。大人でも”苦手なものは最後…”という方、多いと思います。子どもたちも一緒。苦手なものは「食べたくないよ〜」とつい手がのびづらいようです。
ーあえてこちら側から声を掛けることはしていません。保育者から見ると、遊び食べはよくあることという感覚なのです。
もし保護者の方々から相談があった場合は、ご飯を少なめに盛るという提案をしてみます。たくさん食べて欲しいという思いがあるとは思いますが、まずは子どもたちが食べるということに飽きずに食べ終われる量をあげてみてください。
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もし足りなければ、子どもたちの方から「おかわり!」の声が上がると思います。また、自分で食べられたという経験を重ねていくことも子どもたちにとってはとても大切なことです。ママも子どもたちも楽しく食事をするためにも量に気を配ってみてください!
そして、もし遊び食べが始まってしまったら食事をおしまいにしてもいいということをお伝えします。「せっかく一生懸命作ったのに…」と悲しくなり、つい子どもに対して怒ってしまうということがあると思います。そういう場合は「もうごちそうさまにしようね」と声を掛けてみてください。イライラに耐えながら食事を続ける必要はないです。そういう時はサッと食事を終わらせて、ママも楽になりましょう!
私たち保育者は、遊び食べをするしないに限らず、食事は楽しいということを子どもたちに知っていって欲しいと思っています。この思いが食事に関する悩みが出た時の解決への糸口になります。
もちろんいけないことはいけないと伝えることは重要です。でも怒られながら食べるご飯が美味しいとは思えないのです。
子どもは本能的な生き物です。そこを逆手にとって、食べたいという本能を掻き立てるというところに着目してみましょう!
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ネガティブなところに着目してもママもつらくなってしまいます。肩の力を抜いて、ママも子どもたちと一緒に食事を楽しんでいきましょう!
【画像】
※ oliveromg、Oksana Kuzmina、Khvost / Shutterstock
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