アラフォー世代は、肌のくすみが気になりがちですよね。
美容家やコスメコンシェルジュのプロとして、長年年齢に合わせた美を提案する筆者が、肌に透明感を与えるコツを、「イエローベース」と「ブルーベース」のタイプ別にご紹介します。
■肌に透明感を出す「仕込み」2つ
(1)ワントーン明るく!ベースメイクの「仕込み」
チークをつける前にベースメイクに気をつけないと、チークの発色が悪くなってくすんで見えてしまいます。
|
|
ベースメイクで気をつけたいところは、顔の中心だけに透明感をだすことです。透明感を出そうとして全体的にやってしまうと、立体感がなくなるので気をつけましょう。
図の赤い線で囲っているように、眉間周りや頬、口周りの肌をワントーン明るく仕上げることで、全体的に透明感がある肌に見えますよ。
(2)もう1色で透明感を出す!チークの「仕込み」
もともとの肌の色によって、チークの発色も変わります。仕込みを入れずにそのままチークを塗ると、「思っていたのとなんか違う」ということになるかもしれません。
肌に合わせて、使いたいチークの前に「透明感を出すチーク」を仕込むと、肌色を整えながら立体感のあるチークに仕上がりますよ。
|
|
■「イエローベース」と「ブルーベース」では使う色が違う!?
黄色味がある肌の方は「イエローベース」と呼ばれます。私たちのほとんどがこのタイプで、黄色味がある暖色系の色を使うのがベストです。
逆に、白い肌の方や青みがかった肌の方は「ブルーベース」と呼ばれ、青みのある寒色系の色を使うと透明感がアップします。
タイプの違うものを使うと、余計にくすんで見えたり血色が悪く見えるので、まずは自分の肌をチェックして肌に合わせた色選びをしましょう。
■タイプ別透明感チーク
|
|
いつも使っているチークの前に、もう1つ仕込みチークをいれることで立体感や透明感がアップします。
イエローベースの方の場合は、肌色に合わせて「黄色」がおすすめです。くすみを自然にカバーして、ふんわりと透明感のある肌に仕上がりますよ。
ブルーベースの方は、「紫色」を仕込みで使うと透明感が出ます。黄色を仕込みで使うとくすんでしまうので注意しましょう。
どちらも肌色を補正するために使うものなので、チークと同じように濃く入れないようにしましょう。チークブラシよりもすこし大きめのブラシで薄めにつけるのがポイントです。
後につけるチークの発色も良くなるので、おすすめです。
肌タイプによってWチークで使う色が変わってきますので、まずは自分の肌色がどのタイプかをチェックしてとり入れるようにしましょう。
ベースメイクとWチーク、ふたつの「仕込み」でメイクは変わります。くすみをカバーして、肌の透明感を上げてみませんか。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュ、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)