“保育士なんだから育児だって楽勝でしょ!”
といった声が聞こえてきそうですが、いえいえ……、保育と育児は別モノ。
少なくとも私はそう思っています。
子どもが大好きな筆者が自分の子どもを授かり、念願のわが子との生活がスタートしたものの、しばらくは「こんなはずじゃなかった!」「知らなかった!」の連続でした。
まだまだ育児の真っ最中ですが、保育士ママである筆者の育児つまずき体験をご紹介していきます。
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妊娠と出産は初めての経験だったので、緊張と不安の連続でした。
自分の体が変化していくことに加えて、本当に元気にしているのかわからない大切なお腹の命が心配で、常に不安定な心と体調でした。出産にも痛そうなイメージがあり、妊娠中は思っていたよりも大変な日々でした。
そのために、「早く生まれてきて欲しい!」「目の前に赤ちゃんが出てきてくれさえすれば、こっちのもの!」と思っていました。
保育士現役時期は、毎日赤ちゃんや子どもたちに囲まれて過ごしていたし、“泣くことが仕事”なんて言われる赤ちゃんの泣き声にも慣れている。発達や成長の目安もよくわかっているつもりだったので、育児において、それほど不安になることはないだろうと思ったからです。
また、妊娠中に会う人会う人、「保育士さんだから心配ないわね!」と言ってくれるので、そんなものかな、とも思っていました。
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妊娠中は、“とにかく無事に生まれてきてほしい”ということが一番の目標で、家族や夫のサポートがある産後のことは、何とかなると信じていました。
予定日から5日早く出産し、筆者も赤ちゃんも無事に対面することができました。大きな異常はなかったものの、寝不足と貧血が加わり、出産直後の体のダメージは想像以上でした……。
少し母体の回復を待ったため、赤ちゃんと同室で過ごせるようになったのは、出産から2日後でした。
10カ月お腹にいたとはいえ、「はじめまして」の赤ちゃんとの生活は不思議な感覚で、本当に自分の子なのかなと信じられない感じもありました。
入院中、自信を持ってやっていたことは、オムツ替え、着替え、記録です。きっちり時計を見て、〇分後に授乳、オムツ確認!と張りきってお世話をし、記録をつけていました。
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退院が決まり、最後に沐浴指導をしてくれた看護師さんにも「さすがね!」と褒められ、「心配ないわね!」と送り出され、6日間の入院生活が終わりました。
ここまでで「おや?」と気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、このきっちり頑張る赤ちゃんとの生活が、退院後、どんどん辛くなっていってしまうのでした。
(つづく)
(2018年9月14日の記事を再掲載しています)
【画像】
※ LDWYTN / Shutterstock
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