蒼井翔太ライブツアー「LIVE 2019 WONDER lab. I」東京公演開催

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2019年02月23日 05:31  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
声優アーティスト・蒼井翔太の約1年ぶりとなるライブツアー「蒼井翔太 LIVE 2019 WONDER lab. I」の東京公演が2月9日、武蔵野の森総合スポーツプラザにて開催された。

本ツアーは1月5日の岐阜公演を皮切りに、2月17日の大阪公演まで全5都市7公演を走りきったもの。通算約22,000人を動員。今回は2月9日の東京公演の様子をレポートする。

今回のライブツアーはテーマに「蒼井翔太=I」を掲げ、より多角的に自身を表現し、アーティスト・蒼井翔太の進化を魅せるというもの。ライブがスタートすると、会場が暗転。ステージを覆う紗幕にオープニングムービーが投影されていく。自身がオープニングテーマを担当し、声優としても出演したTVアニメ『デビルズライン』を彷彿とさせるミステリアスな演出。これから始まるステージに向け、会場は緊張にも似た高揚感に包まれていく。サイレンが鳴り響く夜の高層ビル群をバックに、真っ黒のローブで顔を隠した蒼井がステージの上段に現れ、オープニングナンバー「Eclipse」へ。スタートから激しいロックナンバーで会場のボルテージは一気に爆発する。ダークな世界観から一転、ブルーで統一されたゴージャスな雰囲気の衣装に着替えると「イノセント」を披露。芯のある伸びやかな歌声で観客を魅了していく。

東京に最強寒波が訪れていたこの日、最初のMCでは「やってまいりました東京公演! 張り切りすぎて雪を降らせてしまいました」と冗談を飛ばす蒼井。本ツアー最大規模の会場での公演を迎えた心境を「無事ここに辿り着いて良かったです。1秒1秒を僕とみなさんで大切に味わっていきたいと思います!」と嬉しそうに語る。

そして、本ツアーで久々の歌唱となった1stシングル収録の「ユメノツヅキ」から、客席を煽りながらアッパーチューン「INVERTED」へ。見事なコール&レスポンスで会場のテンションはみるみる上昇。次への曲間で上着を投げるシルエットが映ると、タイトなブラックレザーに透けレースを組み合わせた艶やかな衣装に早変わりした蒼井が登場。「参ります!」と声を上げ、和テイストのロックナンバー「零」を披露した。観客と歌詞をデュエットしながら、ここからはダンサーも登場し「UNLIMITED」で盛り上げると、「S」では刺激的なフレーズとキレのあるパフォーマンスで一気に畳み掛け、会場に更なる一体感をもたらした。

幕間のムービーでは、過去のライブのバックステージ映像とともに自身の活動を振り返る。“蒼井翔太にしかできない新しいことを諦めない”と「蒼井翔太 LIVE 2019 WONDER lab. I」に込めた想いも語られた。

映像明け、幻想的な雰囲気を纏った淡い色合いの衣装に着替えた蒼井が再びステージに登場。ゆっくりと流れる都会の雑踏をバックに「I am」をエモーショナルに歌い上げた。続いて印象的なギターリフで始まる「Distance」でも感情豊かに歌い上げ、蒼井翔太の“大人の魅力”を感じさせる一幕だった。

後半戦に突入すると、自身のライブ史上初の試みである「ダンスパート」からスタート。赤×黒のダイヤ柄シャツとブラックパンツを組み合わせた、ダンスナンバーにピッタリのスタイリッシュな衣装にチェンジし、ダンサー6人を率いてステージ階段上に登場。EDMに乗せてキレのあるダンスパフォーマンスを見せると、会場の雰囲気はさながらダンスフロアに。艶やかなパフォーマンスの「Checkmate」、そしてこのツアーで初歌唱となった10thシングル収録の新曲「Bet On You」を披露。

続くMCでは「蒼井翔太というアーティスト・声優として、みんなとずっと一緒に生きていきたい。そんなBetし合えるような関係が続けられるように決意を込めた楽曲です」と本ツアーで披露してきた新曲について語った。その後“蒼井翔太のはじまりの曲”であるデビュー曲「ブルーバード」を披露。続けて「Stay With Me!!」「Why,pessimistic?」と圧巻のダンス&ボーカルパフォーマンスで会場のボルテージをこの日最高潮に盛り上げた。

そして、「2018年、色んな役をやらせていただきました。声優として演じたキャラクターや出演したメディアなど、様々な蒼井翔太をみなさんに見てもらえましたが、これからももっと幅を広げて、蒼井翔太にしかできないことをどんどん開拓して、磨き続ければいいなと思っています」とツアーのコンセプトに込めた想いについて改めて語り、ファンへ感謝の気持ちや自身の想いを素直な言葉で真摯に伝えた。

さらに「SMILE SMILE SMILE」では、サビのセクシーな振り付けに観客から割れんばかりの歓声が上がり、“蒼井翔太”の魅力を凝縮したような堂々のパフォーマンスで本編ラストを締めくくった。

最後のアンコールでは、“しょーたん”コールに応える形でふたたびステージに登場。ラインストーンでアレンジしたツアーTシャツに、黄色いチェックシャツとデニムを合わせたカジュアルポップな衣装にチェンジ。観客から歓声が上がる中、自身のラジオ番組のテーマソング「Hungry Night」をトロッコに乗り込み披露。元気いっぱいの笑顔でパフォーマンスする。

そして10thシングルの表題曲で、自身も声優として出演するTVアニメ『この音とまれ!』のOPテーマ「Tone」は、今ツアーで初披露し、育ててきた楽曲。作品のテーマである“青春”を切り取ったような爽やかなメロディにキラキラと輝く歌声とダンスを披露した。

ラストに披露されたのは「君のとなりで」。パフォーマンスを通して自身を表現し続ける蒼井と、それを一番近くで見守る存在であるファンとの“絆”を強く感じる一曲だった。

だが、ここで観客にサプライズが。なんと再び蒼井がステージに登場し、「今日は特別! 最後に笑顔で終わろう!」と「SMILE SMILE SMILE」をアンコール衣装で再パフォーマンス。ライブ感あふれるサプライズに、会場いっぱいが笑顔に包まれての締めくくりとなった。

アーティストとして新たな表現に果敢に挑戦した本ツアー。“今の蒼井翔太”だからこそできる唯一無二のパフォーマンスに魅せられたファンも多かったことだろう。常に挑戦し、進化を求め続ける“蒼井翔太のこれから”にもますます期待を抱かざるを得ない。

●「蒼井翔太 LIVE 2019 WONDER lab. I」東京公演SET LIST
01.Eclipse
02.イノセント
03.ユメノツヅキ
04.INVERTED
05.零(ゼロ)
06.UNLIMITED
07.S
08.I am
09.Distance
10.Checkmate
11.Bet On You
12.ブルーバード
13.Stay With Me!!
14.Why,pessimistic?
15.SMILE SMILE SMILE
<ENCORE>
16.Hungry Night
17.Tone
18.君のとなりで
19. SMILE SMILE SMILE

photo:上飯坂一、藤森勇気

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