"泊まれる茶室"がコンセプトの新感覚カプセルホテル誕生、廣川玉枝が着物モチーフのルームウェアをデザイン

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2019年02月25日 17:32  Fashionsnap.com

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「ホテル・ゼン・トーキョー」内部 Image by: FASHIONSNAP.COM
「禅×ミニマルホテル」をコンセプトに掲げたカプセルホテル「ホテル・ゼン・トーキョー(hotel zen tokyo)」が4月上旬、日本橋人形町にオープンする。2月25日の今日、報道関係者向けに施設内部が公開された。「泊まれる茶室」をテーマに、千利休が16世紀後半に生み出した茶室の傑作「待庵」を現代的に再解釈した和モダンな空間に仕上げられた。

 ホテル・ゼン・トーキョーは、「無駄を削ぎ落としていく」といった禅の思想とミニマルな生活スタイルを掛け合わせた新型ホテル。人形町駅から徒歩1分の場所に位置し、料亭だった地下2階地上5階建ての建物をリノベーションした。2020年の東京オリンピックを見据えて20代〜30代の訪日外国人をメインターゲットに掲げおり、客室はベッドサイズや部屋の広さに応じた全78室を用意。畳が敷かれた各客室の天井高は2メートル以上で、室内にはWi-Fiやロッカー、アメニティーセットなどを完備しているほか、4人の気鋭アーティストが手掛けた日本画が飾られている。浅草・銀座・秋葉原といった観光地や、東京駅・羽田空港・成田空港へのアクセスが良いことから、観光客だけではなくビジネスマンの利用も想定しているという。宿泊料金は6,000円〜。
 また、地下1階には宿泊者以外も利用できるバー・ラウンジ「TAIAN」がオープン。メニューは「RESTAURANT TOYO」東京ミッドタウン日比谷店の総支配人兼シェフソムリエを務める成澤亨太が監修を担当し、お茶を使用したドリンクやフードなどの提供を検討しているという。フロア正面には鉄の茶室のオブジェを設置し、様々なパフォーマンスが行われる予定だ。このほか、地下2階にはコンセント付きのワーキングスペースやシャワールームを用意している。ルームウェアのデザインは「ソマルタ(SOMARTA)」を手掛けるデザイナー廣川玉枝が担当。着物を着想源に、深い海と空の間をイメージしたぼかし染めが施された。
 同ホテルを運営するSENでは今後、京都や大阪、札幌、ロンドン、ニューヨークなど国内外での展開拡大を計画。10年間で50店舗の出店を目指しており、現在2号店の開業に向けて準備を進めているという。 
 

■hotel zen tokyo施設概要所在地:東京都中央区日本橋人形町1-5-8ベッド数:78開業日:2019年4月上旬(予定)公式サイト
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