ナッツアレルギーの少女、アイスクリームを食べた後アナフィラキシーショックで死亡(スペイン)

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2019年02月27日 10:12  Techinsight Japan

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アイスクリームを食べた後に死亡した9歳少女(画像は『Mirror 2019年2月22日付「First picture of schoolgirl who died after ‘allergic reaction to ice cream’」(Image: Mark Lister)』のスクリーンショット)
このほど休暇を楽しむためスペインを訪れたイギリスの一家に、悲劇が襲った。ナッツアレルギーを抱えていた少女が、アイスクリームを食べた後にショック症状を起こして死亡したのだ。家族らは突然の出来事に悲しみを露わにしている。『Mirror』などが伝えた。

英ウエスト・ヨークシャー州ハリファクスに住む一家が、旅先のスペインで悲劇に見舞われた。

ハーフターム(学期の中間にある休暇期間)だったハビバ・チシティちゃん(9歳)は、父親で歯科医のワジッド・アザム・チシティさん、母親のナディアさん、兄や妹と一緒にスペイン南部のコスタ・デル・ソルへ旅行に出かけた。

一家は観光地ミハスにあるビーチサイドリゾートに到着し、チェックインを済ませた後、近くのショッピングセンターで買い物をしていたが、このショッピングセンター内にあるアイスクリーム店でアイスクリームを購入し食べていたハビバちゃんは、ホテルへ戻ると急に容態が悪化して倒れた。すぐに救急車でマラガの病院へと搬送されたが、ハビバちゃんは2日後の2月18日に死亡した。病院の検査では、アナフィラキシーショック症状を起こしていたことが判明した。

実はハビバちゃんは、ナッツアレルギーを持っていた。しかし、乳製品やアイスクリームはこれまで大丈夫だったと家族は話している。家族はハビバちゃんのアレルギー疾患に敏感になっており、アイスクリーム店でも父ワジッドさんが「アイスにナッツは入っているのか」と確認したところ「入っていない」と返ってきたため、購入したようだ。

しかしアイスを食べた後でアナフィラキシーショック症状を起こし、息を引き取ってしまったハビバちゃん。訃報を聞いたイギリスに住む身内らは、悲しみを吐露した。ハビバちゃんのいとこのひとりは「アイスを食べたことが死に繋がったのかどうかはまだわからないようだ。そもそもアイスを全部食べたのかもわからない」と話しており、おじのザファーさん(49歳)も「ホリデーで何が起こったのかわからず、ただ悲しみに暮れている」と語っている。別のおじは、「ハビバにナッツアレルギーがあることは身内はみんな知っていたので、十分注意をしていた。特に父親はなおさら敏感になっていた。これまでこんなことは起こったことがなかったのに」とショックを露わにした。

2月22日、ハビバちゃんの遺体は家族とともにイギリスへと戻った。現在、マラガの裁判所では司法調査が行われているという。このニュースを知った人からは「これは気の毒すぎる」「異国の食べ物は何が含まれているかわからないし、大丈夫という保証はないからね」「せっかくのホリデーが悪夢になって、家族もいたたまれないだろうな」「外で食べ物を口にすることは食物アレルギー疾患を抱える人にとってはリスクが大きいからね…。お悔やみ申し上げます」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2019年2月22日付「First picture of schoolgirl who died after ‘allergic reaction to ice cream’」(Image: Mark Lister)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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  • アレルギーはある日突然凶悪化するからなあ、ご冥福お祈りします。
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