だんだんとあたたかい日が増えてきましたね。春らしいお天気は気分がいいものですが、三寒四温と言われるように、気温の変動が激しいこの季節、気温差や花粉による、咳やくしゃみ、肌荒れなどを感じている方も多いのではないでしょうか。
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して15年、美養フードクリエイターである筆者が、季節の変わり目など、「身体に変化が出やすい季節におすすめのフルーツ」を3つご紹介します。
■身体を整える！おすすめフルーツ3つ
(1)イチゴ
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甘くて美味しいイチゴは、ビタミンCが豊富！ ビタミンCは、お肌はもちろんのこと、免疫にも働きかけてウイルスへの抵抗力をもつ強い身体を作ります。
また、イチゴに含まれるエラグ酸やアントシアニンなどのポリフェノールは、紫外線などで体内に発生する活性酸素から身体を守って、細胞の劣化を防ぎます。細胞が守られることで、身体は本来の働きをすることができ、強い身体作りに役立ちます。
(2)ミカン
手軽に食べられるオレンジとして海外でも人気が高まっているミカン。ミカンの皮やスジに含まれる「ヘスペリジン」という成分には、毛細血管に働きかけ、血液の流れをスムーズにする働きのあることがわかっています。日中は温かいと思っても、まだまだ身体は冷えやすい季節ですから、血液の流れをスムーズに保って身体を冷えから守ることは健康の要ですね。
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また、ミカンの健康成分として注目されているのが「β-クリプトキサンチン」です。日本の温州ミカンに多く含まれる成分で、肝臓の働きや脂質の代謝をサポートする働きがあります。β-クリプトキサンチンは、ミカンの糖度と比例して多く含まれるそうですから、ミカンは甘いミカンを選んで◎。
(3)キウイ
キウイには、ビタミンCに加え、食物繊維が豊富に含まれています。腸内環境は免疫と深くかかわっているため、腸内環境を整えることが免疫力をサポートすることにつながります。
キウイには、グリーンとゴールドがありますね。食物繊維がより豊富なのはグリーンキウイ、ビタミンCがより豊富なのはゴールドキウイです。ゴールドキウイは、ビタミンCが豊富ながら、酸味は殆どありませんので酸っぱいフルーツが苦手な方にもおすすめです。
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フルーツは、調理が必要なく、切るだけでさっと食べられるのも魅力ですよね。ビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールと健康に役立つ成分の宝庫ですから、「毎日フルーツ」を習慣にして、体調を整えたいですね。
（美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ 料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー（スタンダード）。自著「ベジフル発酵ジュースとレシピ」（2018年・日東書院本社）、「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」（2016年・自由国民社）。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。）
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