化粧品メーカーが「顔採用」　就職用に縛られない好きなメイクや服装で表現を

化粧品メーカーの伊勢半は1日、2020年新卒採用において、通常の採用に加え「顔採用」を初めて導入すると発表した。

伊勢半の「顔採用」は、容姿の良し悪しで判断する採用方法ではなく、自分を自由に表現してもらうためのもの。就職活動用の画一的なメイクに縛られるのではなく、ばっちりメイクや憧れの人と同じなど好きなメイク、ノーメイクでも問題なし。「私らしさ」とは何か考えた上で、「どうすればあなたを伝えられるか、ぜひこの機会に考えてみてください」と呼びかけている。

「顔採用」の背景には、半数以上の学生が就職活動におけるメイクや服装に不自由を感じ、自分らしさを表現して就職活動に臨みたいと答える学生が約半数存在するという調査結果がある。伊勢半は、「個性やダイバーシティが尊重される時代に突入しているなかで、1人ひとりがありのままの“私らしさ”を表現できる採用システムを目指す」としている。