冬から春への季節の変わり目は、一年のなかでもかなり肌が揺らぎやすい時期です。
普段は肌トラブルが起きない人や、今までは揺らいだことがなかった人でも、その時期に突然肌の不調が現れる可能性も考えられます。
美容エディター＆ライターの筆者が、肌トラブルが出現した時にできるだけスムーズに解消していくために、「かゆみ（トラブル）が出た時に役立つスキンケアアイテム」を5つをご紹介します。
■アラフォー女性の年代は、肌が揺らぎやすくなる
冬から春にかけての季節の変わり目は、外的にも内的にも肌をとり巻く環境が過酷な時期です。また、花粉の影響で、くしゃみや鼻水、目のかゆみに苦しむ人や、肌に悪影響が出る人もいると思われます。
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特に、アラフォー女性は、肌の水分量や皮脂量の分泌が落ち始めたり、女性ホルモンによる影響も受け始める年代のため、肌の免疫力が弱ってくる年代です。それまでは起きたことのないトラブルが出現する可能性もあります。
突然の肌トラブルに見舞われ、慌てて不適切なケアをして悪化させてしまうことのないよう、この時期は揺らぎ肌に注意しましょう。
■まずは、かゆみを鎮静させる
肌トラブルといっても人によって症状はさまざまですが、やっかいなのは「かゆみ」を伴う場合です。
かゆみがあると、どうしてもそこを触ってしまいます。かいてしまうと、その部分の皮膚がキズついて角質層のバリア機能が壊れ、そこからさらに異物による刺激を受ける可能性が高まります。
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敏感な状態がひどくなると、自分の髪の毛や汗、ホコリ、衣服などの刺激でかゆみを感じるようになったりすることもあります。
なので、まずはかゆみを鎮静させることが必要なのです。
適切な保湿を行いましょう
大前提として、かゆみを伴うような肌トラブルが起きたら、まずは皮膚科を受診しましょう。皮膚科で処方された薬があればそれを使いましょう。
また、かゆみやゴワつき、皮がむける、などの肌トラブルは、基本的に肌の乾燥が大きな原因になっていることが多いので、適切に保湿することが有効です。
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逆に、角質を除去するようなアイテムや肌をこするようなケアは、刺激になる場合が多いので、トラブルが出ている間はNGです。
適切なケアをつづけることが大切
一度肌が揺らいでも、適切なケアをつづけていれば肌の改善につながります。
かゆみを抑制する成分が配合されている化粧品や、敏感肌に向けたシリーズのアイテムなどをうまくとり入れながら、肌が通常のリズムをとり戻すのを待ちましょう。
■アラフォー女性におすすめ！「揺らぎにくい肌をつくるスキンケア」5選
(1)ターマルウォーター／リピカ スティック AP＋／ラ ロッシュ ポゼ
皮膚科でも採用されている、敏感肌のためのブランドです。古くから皮膚のケアに用いられてきた、フランスのラ ロッシュ ポゼ村の湧水を活用しています。
画像右の「ターマルウォーター」は、肌を落ち着かせて肌本来の機能を保ってくれます。抗炎症作用や抗酸化作用を持つ「セレン」が含まれていて、皮膚への有用性の研究が進んでいます。
筆者は、顔や首がかぶれ、赤みを伴う発疹が出た際に使用したところ、かゆみや赤味がかなり軽くなりました。
画像左の「リピカ スティック AP＋」は、カサついた部分を穏やかに保湿できるバームです。繰り出して使うスティックタイプで、外出時にも持ち歩きできるのでとても便利です。
肌のバリア機能をサポートし、ケラチノサイト領域の修復を促す「マデカッソシド」、保湿成分の「シアバター」、抗菌作用のある「グルコン酸亜鉛」などが配合されています。
スティックで塗ることによって「かく」という行為をしたと脳をだまし、かゆみを軽くするおどろきの発想で作られていて、実際にかゆみが出た部分に筆者が塗った際も、かゆみは治まりました。（ターマルウォーター 50g 税抜価格1,000円／150g 税抜価格2,200円／300g 税抜価格3,300円 リピカ スティック AP＋ 14g 税抜価格1,800円 ラ ロッシュ ポゼ）
(2)モイスチャー ミストローション II (しっとり)／アルージェ
敏感肌を健やかな状態へ整えるために考え抜かれている、ロングセラーブランドです。
独自のナノモイスチャーテクノロジーは、界面活性剤を使わずに天然セラミドをナノ化しているので、角質層のバリア機能にダメージを与えないようにしながら保湿成分を浸透させて、健やかな角質層を維持していくように働いてくれます。
肌荒れを抑える有効成分の「グリチルリチン酸2K」と「ε-アミノカプロン酸」や「ナノ化天然セラミド（ビオセラミド）」「カンゾウ葉エキス」「トリメチルグリシン」の3種の保湿成分が配合されています。
筆者は、肌荒れを起こした際に何度もこのミストローションに頼っています。肌がしっとり柔らかくうるおってくるのはもちろん、使いつづけると健やかな肌に立ち直ってくる実感があります。（150ml 税抜価格2,300円 220ml 税抜価格3,000円 全薬工業）
(3)ボタニカルハニー 植物の潤いから生まれた化粧水／ベキュア ハニー
ローヤルゼリーやハチミツの成分が特徴の「ベキュア ハニー」から出ている、エイジングケアラインの化粧水です。
ハチミツ成分に加えて、「ドクダミ」「ユキノシタ」「梅果実」「豆乳発酵液」といった古くからある植物の成分と、オーガニックの「カモミール」「ローズマリー」のエキスも配合されていて、植物の力がふんだんに生かされています。
さらに、6種類のエッセンシャルオイルの香りは深呼吸したくなる爽やかさで、つける度に癒されます。筆者は、肌が敏感な状態の時にこの化粧水を使用したところ、肌が落ち着いてかなり助けられました。（200ml 税抜価格2,500円 ベキュア）
(4)肌トラブルレスキュークリーム／ドイツ・マリエン薬局
ドイツのメディカル・ハーブのブランドです。昔から肌に良い働きを持つと知られている「カレンデュラ（キンセンカ）」と「カモミール」のエキスに、「エクストラ・バージンオリーブオイル」や「ワイルドローズオイル」などの植物エキスが配合された、トラブル肌のためのクリームです。
赤ちゃんにも使えるアイテムです。かゆみを伴う湿疹や敏感に傾いている肌に、刺激を与えずにしっかり保湿し鎮静してくれます。淡いイエローのクリームで、塗った直後は少し肌がマットに見えますが、時間と共になじんできます。
筆者もかゆみが出た部位に塗っていますが、しみたり刺激になることなく少しづつ肌が落ち着いて、通常の状態に近づいていきます。（35ml 税抜価格2,945円 80ml 税抜価格4,149円 ドイツ・マリエン薬局）
(5)ママ&キッズ バリアオイルAD／ナチュラルサイエンス
春先のカサカサ肌やかゆみに悩む人に向けた、保湿美容オイルです。かゆみをブロックする働きをする、米ぬかから抽出した「γ（ガンマ）-オリザノール」を配合してあります。
また、「セラミド」や肌の炎症を鎮める「グリチルレチン酸ステアリル」、「ヒマワリオイル」「スクワラン」などの美容成分を配合し、皮脂に似た成分のオイルになっているので、肌へのなじみが速いうえにベタつきません。
筆者は、かゆみが出て赤くなっている部分に塗ったところ、少しずつ治まっていきました。（35ml 税抜価格2,800円 90ml 税抜価格5,800円 ナチュラルサイエンス）
ご紹介したアイテムを上手くとり入れながら、敏感になりがちな時期を乗り切ってくださいね。
※今回ご紹介している製品は全て担当ライターが使用しているものですが、敏感肌だという自覚のある人は、パッチテストなどをして肌に合うかどうか事前に確認してからご使用ください。
（美容エディター＆ライター 斎藤真知子編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれ20ウン年美容雑誌業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの（でも現在はほぼ出ない）基本乾燥肌。）
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