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『刑事ゼロ』瀧本美織のファザコン発覚? 沢村一樹との絆が深まる回に

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2019年03月01日 22:32  日刊サイゾー

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日刊サイゾー

写真テレビ朝日系『刑事ゼロ』番組公式サイトより
テレビ朝日系『刑事ゼロ』番組公式サイトより

 沢村一樹が刑事生活20年分の記憶を失ってしまった役で主演を務めるドラマ『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)の第8話が先月28日に放送され、平均視聴率9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.7ポイントダウンで、初の1ケタ台となってしまいました。

(前回までのレビューはこちらから)

 今回、京都府警捜査一課刑事の時矢暦彦(沢村)が捜査するのは、精密ガラスメーカー『京極硝子産業』を定年退職したばかりの元研究室室長・三宅鎮男(篠塚勝)が自宅で殺害された事件。元部下の金戸直実(小倉久寛)が逮捕されるのですが、時矢の相棒で新人刑事・佐相智佳(瀧本美織)の実の父親であることが判明し、課内に動揺が広まります。

 金戸は17年前、社の機密情報の流出問題で告訴され、不起訴処分になったものの退社。京都地検の公判検事である妻・貴和子(かとうかず子)と離婚し、智佳の前から忽然と消えてしまったというのです。

 しかし、身内が容疑者ということで智佳は捜査から外され、時矢は同僚の福知市郎(寺島進)と久しぶりにバディを組み、事件の調査を開始します。

 まず殺害現場である三宅の自宅を訪れた時矢は、遺体が将棋の『歩』の駒を握りしめていたことから、『ときん(歩が成ること)』、つまり『金戸』が犯人だとするダイイング・メッセージなのではないかと推測します。

 さらに、『京極硝子産業』へ足を運び、17年前に金戸の部下で、現在は研究室室長を務める吉原に事情聴取。機密情報の流出問題が浮上した際、リサーチ会社に金戸の身辺調査を依頼した結果、社外の人間と交流する姿が目撃されたものの、相手の人物が特定できなかったために不起訴処分になったことや、その後、金戸と三宅が話し合う姿を見かけた、という証言を得ます。

 17年前の逆恨みによる殺害だったのではないか。そう考えた時矢は、勾留中の金戸に会いに行くのですが、金戸は事件当夜、三宅の自宅へ行く約束をしていたものの、直前になってスポーツバーで待っているよう三宅からメールが来たため予定を変更。そして、そのバーでサッカー・京都パープルサンガのユニフォームを着た美女に話しかけられたため、彼女を見つけることができればアリバイが証明できると語るのです。

 その謎の美女の行方を探るべくスポーツ・バーへ足を運んだ時矢は、店員がスマホで撮影した写真にユニフォーム姿の美女の横顔と背中が写っていることを発見します。しかし、それ以上の手掛かりは掴めず、捜査は行き詰まってしまうのでした。

 ところが、福知の計らいで捜査に加わることになった智佳が、ユニフォームの背中に貼られた『YOSHIMI』という文字を見て、サンガにそのような選手がいないことに気づき、捜査は新展開を迎えます。

 ユニフォーム制作会社を経由し、行き着いた先はリサーチ会社。そこに勤める女性・吉見(片山萌美)が何者かに依頼され、金戸をホテルへ誘うよう指示されたものの、金戸が応じなかったために失敗したことや、そのリサーチ会社は17年前の事件の調査を請け負っていたことが発覚します。

 その結果、三宅殺しの犯人は、『京極硝子産業』の研究室室長の吉原であることが判明。実は17年前の機密情報の流出は、三宅がタクシーに資料を置き忘れたことが原因だったものの、新製品開発を優先させるために金戸が代わりに責任を負い、志願退社したのです。このことを心苦しく思っていた三宅が回顧録に真実を書き記し、それが世に知られることを恐れた吉原が殺害に至ったというわけだったのです。

 また、家族に迷惑がかかることを恐れた金戸が、自ら離婚を切り出したこともわかり、真実を知った智佳は号泣。そこへ貴和子が姿を現し、久しぶりの家族水入らずとなったところで終了となりました。

 このドラマ、これまでの回でも解決へ至る過程において、「ん? え? なんで?」と首を傾げてしまうことが多々あったのですが、今回は今まで以上にツッコミたくなる点が多かったように感じます。

 まず、三宅が将棋の駒を手にしたことによるダイイング・メッセージ。これは結局、金戸が犯人ではないことを示していたらしいのですが、死の間際にこんな手の込んだ(しかも、結果的に金戸に容疑がかかってしまう傍迷惑な)ことをしますかね。推理小説などでは、読者を欺く巧妙なミスリードが仕掛けられたりしますが、これはいくらなんでも強引だと思いました。

 また、吉原は金戸のアリバイをなくすため、ホテルへ誘うよう吉見に依頼したとのことですが、防犯カメラなどに映るためにむしろ逆効果。古典的ミステリーの名著『幻の女』のオマージュなのでしょうけど、謎の美女の登場ありきでプロットを組み立てたために完全に不自然な展開となってしまった印象です。

 その結果、時矢たちの捜査をリサーチ会社へ向かわせるため、背中に『YOSHIMI』と貼り付けた特製ユニフォームを吉見がわざわざ用意して着たという、アホな演出を講じなければいけなかったわけなんですよね。

 謎解き部分は粗だらけでしたけど、父親への誤解が解けて号泣した時の瀧本の演技は、感情がしっかり入っていて素晴らしかったと思います。また、記憶喪失になってからの時矢と父親が似ているとポロっと口に出す場面がありましたけど、これまで時矢にチクチクと小言を漏らしていたのは、父親への愛憎半ばの気持ちを代わりにぶつけていたのかもしれませんね。

 どうやらファザコンらしき智佳と、マイペースな時矢のコンビは回を追うごとに自然なものになってきました。次回から最終章へ突入。クライマックスへ向けて盛り上がることを期待したいと思います。
(文=大羽鴨乃)

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