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絶賛“中だるみ”中の『メゾン・ド・ポリス』、低視聴率記録更新は「引っ張りすぎ」が原因?

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2019年03月01日 23:02  日刊サイゾー

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日刊サイゾー

写真TBS系『メゾン・ド・ポリス』番組公式サイトより
TBS系『メゾン・ド・ポリス』番組公式サイトより

 2月22日放送の『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)第7話の視聴率は、8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と前回から1.6ポイントの大幅ダウン。またまた、低視聴率の記録を更新してしまいました。

 一体何が原因だったのか、あらすじを振り返りながら探っていきたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

■新たなおじさんキャラが登場

 資産家の大富豪・本郷(井上順)が、内縁の妻・汐里(西丸優子)と訪問看護師・美香(太田美恵)とともに箱根へ旅行中空き巣に入られ、金庫破りに遭うという窃盗事件が発生。

 旅先で体調を崩し入院している本郷から連絡をもらった幼馴染みの伊達さん(近藤正臣)は、夏目さん(西島秀俊)、藤堂さん(野口五郎)、迫田さん(角野卓造)の3人を現場に派遣し、ひより(高畑充希)とともに捜査をさせることに。

 その結果、金庫に開けられた穴に鱗粉が付着していたことから、昭和に名を馳せた伝説の金庫破り「アゲハ」の手口と同じであることが判明します。そのアゲハは、盗品をさばいていた相方である「グレース」という女性が逮捕されて以来、姿を消したとか。

 一方、かつて数々の美女と浮名を流し、“世田谷のジゴロ”とも呼ばれていた本郷には、過去に美香とも肉体関係があり、空き巣の通報者でもある家政婦・カレン(大西礼芳)とも関係を持っている疑惑があることもわかります。

 しかし、ひよりたちが金庫破りの犯人だと怪しむカレンが何者かに襲われ負傷。本郷からカレンを警護するようお願いをされたひよりたちは、カレンが管理していた本郷の薬には「ヒ素」が入っていたため、自分を殺そうとした彼女を監視させることが本郷の真の目的だと勘ぐるのですが、調べを進めるうちに、汐里と美香の名が捜査線に浮上。

 2人は警察に出頭し、本郷の遺産目当てに共謀して本郷にヒ素入りの薬を飲ませようとしたこと、遺言状を確認すべく旅先の別荘を抜けだして本郷邸の金庫を破壊しカモフラージュのために現金を盗んだこと、そしてカレンを襲ったことを自供し、事件は解決へ向かいます。

 しかし、それには隠された真実がありました。実は、アゲハの正体は本郷。伝説の金庫破りとしての腕が鈍らないよう、日常的に自分の金庫を自分で開けていたのです。汐里と美香がこじ開けた金庫にドリルの穴が開いていたのはそのため。

 そして、警察に捕まりそのまま獄中死を遂げたグレースはカレンの母親であり、本郷とカレンは親子でした。金庫にあった遺言状を見られてそのことを汐里と美香に知られてしまった本郷は、自首して刑を終えたら2人に金を渡す代わりに、カレンには真実を隠すよう約束させたのです。

 伝説の金庫破りを逮捕できる絶好のチャンスですが、ひよりは「窃盗罪の公訴時効は7年です。警察にはもう何もできません」と目をつむり、何も知らないカレンは、本郷と抱き合うのでした。めでたしめでたし(?)。

■中だるみ感が否めない内容でした

 警察として、そしてチームメゾン・ド・ポリスのリーダーとしてのひよりの成長が見られた今回。

 すべてお見通しだった伊達さんの計らいで、「時代が変わっても(金庫と)まだ会話ができる」と、本郷がアゲハとしての腕を見せて金庫を開けるシーンはちょっとクサかったけど、とってもかっこよかったし、中から出てきたのが、昔2人が取り合ったアゲハ蝶の標本と、今は亡きグレースの若い頃の写真という展開も、グッとくるものがありました。

「ダテちゃん!」「ゴーちゃん!」と、抱き合って久々の再会を喜ぶおじさん2人の姿もとってもかわいかったです。

 ただ、コメディ要素満載だった前回に比べるとやや退屈だったし、事件の内容も地味。メゾンのおじさんたちのワチャワチャシーンも少なめだったので、物足りなさを感じる視聴者も多かったのではないでしょうか。

 これまでの視聴率の推移をみてみると、12.7%→12.4%→10.7%→10.2%→9.6%→9.9%→8.3%と、6話でやや持ち直すも、数字は右肩下がり。“慣れ”が生じてくるドラマ中盤に視聴率が伸びないことは、この作品に限った話ではないのですが、序盤が好調だっただけに、寂しい印象です。

 

■伏線祭りで情報量てんこ盛り&ラストに向け、怒涛の展開に?

 そんな中だるみを打破するためには、“真新しさ”が必要不可欠になってくると思うのですが、今回明らかになったのは、

・夏目さんが過去に事情聴取した高遠建設の社員・池原が、ひよりの父と同じように建設現場から転落死し、それが理由で夏目さんは警察をやめた

・メゾンに盗聴器を仕掛け、その夏目さんとひよりの会話を、御用聞きの草介(竜星涼)が盗聴していたこと

 上記2つだけ。今後ストーリーの核となっていくであろう、

・なぜひよりの父は死んだのか

・伊達さんやメゾンのおじさんたちはひよりの父の事件と何の関係があるのか

 についてはまだ謎のまま。伏線が散らばったままで、回収があまりされていないので、正直、引っ張りすぎな印象も。焦らされるほど「すごい展開が待っているんじゃないか」と待っている視聴者の期待を、いい意味で裏切るような“何か”があるといいんですけど……。残り3話できれいにまとまるか、やや不安が残ります。

 

■ひよりと夏目さんの関係の変化

 とはいえ、メゾンのおじさんたちのことを、最初は面倒に思っていたひよりが、

「(メゾンの)みなさんのことも、夏目さんのことも信頼してますから」

 なんて恥ずかしいことをシラフの状態で言えちゃうくらい距離が縮まっているようだし、捜査の休憩中に夏目さんと同じ缶コーヒーを一緒に飲んだりと、周囲との関係性には変化がみられます。

 中の人的に言えば、最初は高畑充希が新米刑事役を“演じている”ようにしか見えなかったのですが、このところは「高畑充希」ではなく「ひより」という人物が存在しているように見えるし、改めて、彼女のお芝居の巧さみたいなものを感じています。

 さて、今夜放送の第8話では、野口五郎さん演じる藤堂さんが誘拐されるとか。ここから一気にシリアス展開に突入するということでしょうか――? どんどん磨きがかかる高畑さんの演技にも注目しながら、ドラマを楽しみたいと思います!

(文=どらまっ子TAROちゃん)

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  • ここにも視聴率でしか作品の良し悪しを判断出来ない残念な方々が…。
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