プレミアリーグ第29節が3月2日に行われ、アーセナルとトッテナムが対戦した。
現在プレミアリーグ3連勝中のアーセナルは、アーロン・ラムジーやアレクサンドル・ラカゼットがスタメン入り。今季終了後にユヴェントスへ移籍することが決まっているラムジーにとって、最後の“ノースロンドン・ダービー”となる。ルーカス・トレイラ、メスト・エジル、ピエール・エメリク・オーバメヤンらはベンチからのスタートとなった。一方のトッテナムは、プレミアリーグで2連敗中と波に乗り切れない中で“ノースロンドン・ダービー”を迎えた。エースのハリー・ケインやソン・フンミンらが先発に名を連ねている。
試合は16分に動く。ピッチ中央付近でボールを持ったラカゼットが前線にスルーパスを送ると、ラムジーがフリーで抜け出す。ラムジーは相手GKをかわして無人のゴールに流し込み、アーセナルが先手を取った。
ホームのトッテナムも反撃に出る。23分、右からのフリーキックをハリー・ケインが頭で合わせる。強烈なヘディングシュートがゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定で得点は認められず。43分にはケインのパスに抜け出したクリスティアン・エリクセンが右足で狙うも、アーセナルのGKベルント・レノがファインセーブ。こぼれ球を拾ったムサ・シソコが強烈なシュートを放つも、またもレノが弾き出してゴールを許さない。前半はアーセナルの1点リードで終了した。
後半に入ると、アーセナルが最初にチャンスを作る。52分、左サイドを駆け上がったナチョ・モンレアルの折り返しにエリア内で待っていたラカゼットが反応。右足で狙うも、シュートは枠を外れてしまう。72分にはトッテナムにビッグチャンスが訪れる。ローラン・コシェルニーがエリア内でケインを倒し、トッテナムがPKを獲得する。このPKをケインが落ち着いて沈め、トッテナムが試合を振り出しに戻した。
その後は両チームともにゴールに迫るも、なかなか試合は動かない。このまま試合終了かと思われた89分、途中出場のオーバメヤンがエリア内で倒され、今度はアーセナルにPKが与えられる。しかし、トッテナムのGKウーゴ・ロリスがオーバメヤンのシュートをストップし、得点を許さない。
試合はこのまま1−1でタイムアップ。“ノースロンドン・ダービー”はドローで終了した。次節、トッテナムは9日に敵地でサウサンプトンと、アーセナルは10日にホームでマンチェスター・Uと対戦する。
【試合結果】
トッテナム 1−1 アーセナル
【得点者】
0−1 16分 アーロン・ラムジー(アーセナル)
1−1 74分 ハリー・ケイン(PK/トッテナム)
【スターティングメンバー】
トッテナム(3−4−1−2)
ロリス;アルデルヴァイレルト、D・サンチェス、ヴェルトンゲン;トリッピアー、シソコ、ワニアマ(59分 ラメラ)、ローズ;エリクセン;ソン・フンミン(78分 ジョレンテ)、ケイン
アーセナル(4−2−3−1)
レノ;ムスタフィ、ソクラティス、コシェルニー、モンレアル;ゲンドゥージ(46分 トレイラ)、ジャカ;ムヒタリアン、ラムジー(72分 エジル)、イウォビ;ラカゼット(56分 オーバメヤン)