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国産SUV、5車種を徹底比較!ベストバイはマツダCX-3かトヨタ・C-HR?

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2019年03月03日 10:11  Business Journal

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写真大都市圏に住む者にとって、立体駐車場に停めることのできる全高1550mm以下のクルマかどうかというのは、非常に重要な意味を持つ。
大都市圏に住む者にとって、立体駐車場に停めることのできる全高1550mm以下のクルマかどうかというのは、非常に重要な意味を持つ。

 現在、新車で人気を誇っているのがSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)と呼ばれるクルマだ。このSUVブームの火付け役となったのは、1997年に登場した初代トヨタ・ハリアー。スタイリングは、根強い人気を誇るスズキ・ジムニーや、80年代に人気となったトヨタ・ランドクルーザーや三菱・パジェロなどクロスカントリー4WDと呼ばれるクルマに似ている。


 しかし、ジムニーやパジェロがラダーフレームと呼ばれるボディ骨格を採用しているのに対して、ハリアーは乗用車をベースとしたボディ骨格を採用。乗り味も、オフロードのタフな走破性よりも舗装路での乗り心地を重視した仕様となっている。また、駆動方式もクロスカントリー4WDは4輪駆動をメインにしているのに対して、SUVは2輪駆動も用意するなど差別化が図られているのが特徴だ。


 SUVブームも成熟し、現在ではボディの大きさによってさらなる細分化が図られている。現在、日本国内の市場で最もホットで新車の販売台数が多いのが、全長約4.5m以下のコンパクトSUVと呼ばれているカテゴリー。このカテゴリーは、従来のコンパクトカーからのステップアップや、子育てが終わり大きなミニバンやセダンからの卒業組が乗り換えるモデルとして注目が高まっている。


 このコンパクトSUVの中で今回は、都市型SUVと呼ばれる国産車5台を紹介し、ベストバイを紹介したい。今回紹介する都市型SUVは、都心部に多く存在する立体駐車場に対応したモデルで、全高1550mm以下に抑えているのが特徴だ。それでは、全長1550mm以下の都市型国産SUVを見てみよう。


●国産SUV、5車種を徹底比較


【トヨタ・C-HR】
プリウスを流用し燃費もトップレベル


 まず紹介するのが、2018年のSUVカテゴリーで、新車販売台数No.1を記録したトヨタ・C-HR。2016年12月に登場したC-HRのボディサイズは、全長4360mm×全幅1795mm×全高1550mm。ハイブリッドカーのパイオニアであるプリウスのコンポーネンツを流用したSUVで、プリウスユーザーの一部がC-HRに流れたことで、プリウスの販売台数が伸び悩むという結果をもたらしている。


 搭載するパワートレインは駆動方式によって異なり、2WD車は1.8L+モーターのハイブリッドと1.2Lターボエンジン、そして4WDは1.2Lターボエンジンのみ。JC08モード燃費は、都市型SUVの中でトップレベルの15.4〜30.2km/Lを実現している。アグレッシブなスタイリングのため、リアシートの居住スペースが狭いことと運転席からのリアの視界が狭いのが難点だが、走行性能や安全性能の高さ、そして燃費性能のバランスが高いのが特徴といえる。オススメはハイブリッド車で、新車価格は229万〜292万9200円。


【トヨタ・レクサス・UX】
C-HRをベースにレクサス独自のチューニング


 今回紹介する車種の中で、最も新しいのがこのレクサス・UX。2018年11月の販売開始からわずか1カ月で、月販販売台数900台の約10倍近い約8800台の受注台数を記録するなど絶好調だ。このUXは先ほど紹介したC-HRをベースに、レクサスが独自のチューニングを施したモデル。ボディサイズは全長4495mm×全幅1840mm×全高1540mmと、ワイド&ローなフォルムへと変更されている。全高はC-HRより10mm下がっているものの、ボディのデザインによってリアシートの居住性、特に頭上の空間の圧迫感は解消されている。


 搭載するパワートレインは、新開発された2L直4ガソリンエンジンと、このエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類。燃費性能はJC08モードで17.2〜27.0km/LとC-HRに譲るが、静粛性やパワフルな加速性能では圧倒的にリードする。全幅が1840mmとワイド化されたことで取り回しやリアのラゲージスペースの床が非常に高いことは気になる部分ではあるが、国産都市型SUVの中では輸入車に負けない走りやつくりこみの質の高さが魅力だ。新車価格は390万〜535万円となっている。


【日産・ジューク】
リーズナブルながら“オリジナル仕様”を作れる楽しさ


 ほかのメーカーに先んじて2010年6月、都市型SUVに参入し長い間ブームを牽引してきたのが、日産・ジューク。かなりアグレッシブな外観デザインは、登場から約9年が経過しても古さを感じさせない。ジュークのボディサイズは全長4135mm×全幅1765mm×全高1565mmと、全高1550mmをオーバーしているが、専用のローダウンサスペンションを装着することで、全高1550mmの立体駐車場に対応したモデルアーバンセレクションを設定している。


 アーバンセレクションに搭載されているエンジンは1.5L直列4気筒だけで、駆動方式も2WDのみ。JC08モード燃費は18.0km/Lとなっている。モデルライフが約9年と長く、2019年内にフルモデルチェンジが予定されている。エンジンの燃費性能や運転支援システムなどはモデルが古いこともあり他のモデルに比べると見劣りするのは否めない。ただ、パーソナライゼーションというカスタマイズプランを設定し、自分だけのオリジナル仕様を作れる楽しさがある。新車価格は222万5880〜229万6080円で、ほかのモデルよりリーズナブルだ。


【マツダ・CX-3】
先進の運転支援システムはクラストップレベル


 コンパクトカーのデミオをベースに、クロスオーバーSUVに仕立てたのがマツダ・CX-3。デビューは2015年2月だが、毎年のようにアップデートが行われ進化を遂げている。ボディサイズは全長4275mm×全幅1765mm×全高1550mm。搭載されているエンジンはデビュー当初は1.5Lディーゼルターボのみだったが、現在では2L直4ガソリンと1.8L直4ディーゼルターボの2種類。ガソリン車は軽快な乗り味、ディーゼルは太いトルクを活かした重厚感のある乗り味と、搭載するエンジンによってキャラクターが大きく異なる。


 両エンジンに、6速ATだけでなく6速MTを用意しているのが特徴。燃費性能は新基準のWLTCモードで15.2km〜23.2km/Lを実現。先進の運転支援システムもクラストップレベルの性能、充実ぶりが魅力。高い走行性能は魅力だが、リアシートそしてラゲージスペースの狭さが惜しいポイント。新車価格は212万7600〜309万4480円となっている。


【スバル・XV】
先進運転システム・アイサイトを搭載


 現行型で2代目となるスバル・XVは、2017年5月に登場。スバル・グローバル・プラットフォームという新設計の骨格を採用し、走行性能に加えて安全性能も進化させている。ボディサイズは全長4465mm×全幅1800mm×全高1550mmで、高さだけでなく、幅においても立体駐車場を意識した数値となっている。搭載するパワートレインは、1.6Lと2L直4ガソリンエンジン、さらに2L直4ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたe-BOXERと呼ばれるモーターがアシストするマイルドハイブリッドシステムの3種類。駆動方式は全車4WDで、オンオフ問わない安定した走行性能と操縦性が魅力。


 JC08モード燃費は16.0〜19.2km/Lだが、ほかのモデルと比べると燃費性能そしてメカニズムの新しさは見劣りする。さらに外観デザインが先代モデルのキープコンセプトであることも目新しさを感じさせない。ただし、スバル独自のシンメトリカルAWDを活かした走行性能。そしてなんといっても国産車でトップレベルの高性能を発揮する先進運転システムのアイサイトを搭載している点は高く評価したい。新車価格は213万8400〜282万9600円。


●ベストバイは、高いポテンシャルを発揮するマツダのあのクルマ


 以上、都市型国産SUV5台を比べたところで、そろそろベストバイを決めてみたいと思う。


 まず、日産ジュークはモデルライフが古いこととアーバンセレクションしか選べないということで、オススメしづらい。レクサス・UXはレクサスブランドのエントリーモデルというより、国産都市型SUVの最上級モデルという位置づけを強く感じたのでベストバイとしたいところだが、ほかのモデルより100万円以上高いこと。そして全幅が1840mmというワイドボディが気になる。そしてスバル・XVはスバル独自の技術シンメトリカルAWDやアイサイトは非常に魅力であるが、燃費性能を含むエンジンの魅力が他のモデルと比べるとマイナスといえる。


 ベストバイは、残ったカテゴリーの1番人気のC-HRとCX-3のどちらかということになるが、今回はマツダCX-3をベストバイに選びたい。C-HR、CX-3ともにリアシートの居住性とトランクの容量に不満があるが、C-HRはハイブリッドのみが高く評価できるのに対して、CX-3はガソリン、ディーゼル共に高いポテンシャルを発揮する。そして、先進の運転支援システムも、さまざまなアップデートを重ねて高い実力を誇っている。オススメのグレードは1.8Lディーゼルエンジンを搭載し、本革シートを装備したLパッケージの4WD車だ。


 というわけで、ビジネスジャーナルが選ぶ全高1550mm以下の都市型国産SUVのベストバイは、マツダ・CX-3に決定!
(文=萩原文博/自動車ライター)


このニュースに関するつぶやき

  • 「このSUVブームの火付け役となったのは、1997年に登場した初代トヨタ・ハリアー。スタイリングは(中略)クロスカントリー4WDと呼ばれるクルマに似ている」‥‥そうかなぁ。(続く)
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  • このカテゴリは皆、激怒したコアラに見える…
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