「トミー ヒルフィガー」多様性や自由を祝したショーをパリで開催、ゼンデイヤとのコラボを披露

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2019年03月03日 22:11  Fashionsnap.com

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ショーフィナーレの様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」が3月2日、ランウェイイベント「TOMMYNOW」をパリで開催し、グローバルアンバサダーの女優ゼンデイヤ(Zendaya)と共同でデザインした2019年スプリングコレクションを発表した。モデルも来場ゲストも豪華な顔ぶれで、会場の周囲は詰め掛けた多くの一般客の歓声に包まれた。


 会場となったシャンゼリゼ劇場は、1913年に建設された歴史ある建物。中央のステージではローラーブレードを履いたパフォーマーが踊り、ナイトクラブのダンスフロアのようなイメージとなっている。
 今回のインスピレーション源は、1973年にヴェルサイユ宮殿で行われた伝説のファッションショー。イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)ら仏デザイナー5人と、オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar De La Renta)ら米デザイナー5人が参加し競い合ったイベントで、アメリカのファッションが世界に広まるきっかけとなった。アメリカチームがアフリカ系アメリカ人のモデルを多く起用したことでも知られている。

 2019年スプリングコレクションのカラーパレットは、バーガンディーとネイビーが中心。メタリックカラーの差し色やフレアパンツなど1970年代からの影響が色濃く反映され、星座モチーフのサイケデリックなオリジナルプリントはセットアップやシャツなど様々なアイテムに落とし込まれた。

 多様なモデルの起用も特徴の一つ。体型から肌の色、年齢まであらゆるモデルがランウェイに登場し、踊りながら歩くモデルなど、自由に人生を謳歌するポジティブなムード。かつて米国人デザイナーチームがファッションの聖地フランスで健闘したように、アメリカを代表するブランドとして新しい時代をリードするような柔軟で前向きなスピリットを提示した。

 イベントにはトミー・ヒルフィガーやゼンデイヤをはじめ、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)やルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、ウィニー・ハーロウ(Winnie Harlow)らブランドと関わりの深いセレブリティ、EXOのチャンヨル、玉城ティナ、夏菜らが来場。ランウェイ後半ではグレイス・ジョーンズ(Grace Jones)がサプライズモデルとして登場した。今回発表されたコレクションは"See Now Buy Now(=見てすぐ買える)"形式となり、発表された全ルックが70カ国以上でショー開催と同時に発売。会場内にもショッピングエリアが出現し、星座モチーフのTシャツやネックレスなどが販売され賑わいを見せた。
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