ピーター・ジャクソンが直接指導で生み出した最強戦士 『移動都市/モータル・エンジン』特別映像

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2019年03月04日 20:01  リアルサウンド

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 3月1日公開の映画『移動都市/モータル・エンジン』より、特別映像が公開された。


参考:映像はこちら


 『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作で知られるピーター・ジャクソンが製作・脚本を務めた本作は、イギリスの作家フィリップ・リーヴのファンタジー小説『移動都市』を映画化した冒険ファンタジー。舞台は、たった60分で文明を荒廃させた最終戦争後の世界。残された人類は空や海、そして地を這う車輪の上に移動型の都市を創り出し、他の小さな都市を“捕食”することで資源や労働力を奪い生活している。“都市が都市を喰う”、弱肉強食の世界へと姿を変えたこの地上は、巨大移動都市“ロンドン”によって支配されようとしていた。他の都市を次々に飲み込み成長を続けるロンドンを前に、小さな都市と人々が逃げるようにして絶望的な日々を送る中、1人の少女が反撃へと動き出す。


 ジャクソンの右腕として『キング・コング』では第78回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したクリスチャン・リヴァーズがメガホンを取り、『アンナ・カレーニナ』『ダ・ヴィンチと禁断の謎』のヘラ・ヒルマーが主人公へスター役を務める。へスターとともに壮大な冒険へと身を投じる青年トムを、『ムーン・ウォーカーズ』のロバート・シーアンが演じる。さらに『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作でもおなじみのヒューゴ・ウィーヴィング、『アバター』『ドント・ブリーズ』のスティーヴン・ラングらが脇を固める。


 公開された映像は、赤の飛行船で世界を飛び回る空賊アナ・ファンを演じたジヘと、本作の製作を務めたジャクソンが、アナについて解説する特別映像。ジャクソンが「アナ・ファンはただ者ではない。反移動都市同盟のリーダーでロンドンの敵だ」と明かすように、移動型の都市が日常のものとなった本作の世界で数少ない反対派の組織に所属しているアナ。劇中では世界を支配しようと進行するロンドンとその指導者のヴァレンタインの野望を阻止するため、ヘスターたちに力を貸すことを決意する。


 ヘスターやトムと違い、戦うことに慣れていることから劇中でも頼もしい存在として描かれるアナだが、ジヘは「カッコよくて、冷酷で、恐れ知らず。ヘスターの守護神的な存在なの」と魅力たっぷりに説明。映像内では、巨大な銃を片手に大勢の敵を圧倒させる様子や本作での一番の敵であるヴァレンタインと一騎打ちするシーンも映し出されている。


 役柄上、激しく複雑な動きが多かったジヘは、役作りについて「彼女の肉体的、武術、銃や剣の扱いなどのずば抜けた能力以外にも、戦士であるための強靭な精神を理解し、磨くことに専念したわ」とコメント。そんななか挑んだ撮影では、ジャクソンから直々に演出を付けられたこともあったようで、「奴隷市場の場面ではピーターが撮影していたんだけど、彼はアイディアの宝庫のような人で、ひとつのシーンで新しい指示を一度に12個ももらったことがあったわ。とにかくピーターのアイディアを頭の中できちんと整理してから臨んだ。奇跡的にもワンテイクで撮ることに成功したわ」と振り返っている。(リアルサウンド編集部)


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