トラジ・ハイジ、亀と山P、節約ロッカーズ…グループの枠超えた“最強のジャニーズ二人組”

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2019年03月05日 06:01  リアルサウンド

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 先日発表された『最強の二人組アーティストランキング』(gooランキング)第3位にKinKi Kidsがランクインした。ジャニーズ所属として活動している二人組は現在、KinKi Kidsただ1組(参考:https://www.johnnys-net.jp/page?id=artistAll)。しかし、これまでにもグループの枠を超えたユニットは複数存在してきた。今回は、グループの枠にとらわれない“最強のジャニーズ二人組”を考えてみたい。


(関連:亀と山P、テゴマス……作詞家zoppが考える“続編”曲の面白さ「深読みは歌詞だからこそできる」


■トラジ・ハイジ(TOKIO 国分太一×KinKi Kids 堂本剛)
レトロな雰囲気が魅力
 トラジ・ハイジは、2005年に公開された映画『ファンタスティポ』でダブル主演を務めたTOKIO・国分太一と、KinKi Kids・堂本剛のユニット。1970〜1980年代風衣装に身を包み、不思議な振り付けが大人気だった。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)などの音楽番組にも出演し、パフォーマンスをしていたのが懐かしい。彼らの魅力は、キャッチーな楽曲。〈ファンタスティポ 切ない眩さで 見たこともない 花が咲く〉。発売当時、カラオケで彼らの曲「ファンタスティポ」を歌った方も多いのではないだろうか。『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)に出演した際には、曲の誕生秘話も披露。映画公開日が決まり、その約1カ月前に曲を発売することが決まったのだという。急なレコーディングにも関わらず、これだけの名曲を歌いこなしたのは流石である。番組内では2人とも「(曲は)いい!」と太鼓判を押し、国分にいたっては「絶対売れます。1位取れなかったら坊主にします」と宣言。その宣言通り、見事1位を取り、大ヒットとなったのである。今聞いてもなお色褪せない、レトロかっこいいこの曲を今一度聞いてみてはどうだろうか。


■亀と山P(KAT-TUN 亀梨和也×山下智久)
親密な関係性が垣間見える
 グループを超えた最強の二人組、といえば亀と山Pを思い浮かべる人は少なくないはずだ。KAT-TUN 亀梨和也と山下智久から成るユニット、亀と山Pは、ドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)の主題歌「背中越しのチャンス」を歌うユニットとして2017年に誕生。2005年に2人が修二と彰としてリリースした「青春アミーゴ」以来の新曲とあり、大きな話題になった。そんな彼らの魅力は、仲の良さだろう。実際、「背中越しのチャンス」のリリース当時も様々な番組に出演していたが、そこでは2人の仲の良さにも度々言及していた。さらに、スペシャル番組『亀と山Pとクリームシチュー』(日本テレビ系)も放送。Jr.時代の悩みを話し合ったり、思い出話に花を咲かせたり、2人の密な関係性が赤裸々に明かされていた。ユニットとして歌うときだけでなく、普段から親密な2人の関係性が多くの人たちの心を掴んでいるのかもしれない。


■節約ロッカーズ(KAT-TUN 上田竜也×ジャニーズWEST 重岡大毅)
対照的な2人の表情に注目
 KAT-TUN・上田竜也のぶっ飛んだ演技と、ジャニーズWEST・重岡大毅の全力の演技っぷりが話題になっているドラマ『節約ロック』(日本テレビ系)。その第6話、劇中で2人がセッションを披露した。この2人のチャームポイントは、ふとした瞬間の表情だろう。特徴的なギターリフからスタートする、1960〜1970年代のロックらしいメロディが特徴的なこの曲。硬派でクールな雰囲気で歌う上田と、満面の笑みを浮かべながら歌う重岡の対比が、さらに曲を盛り上げている。今回のドラマで共演するまで、ほとんど絡みがなかった2人とは思えないほど息もピッタリだ。2人共もともとのキャラクターとは一味違った役を演じているが、セッション時は素の2人が垣間見えた気がする。上田は「普段KAT-TUNとジャニーズWESTそれぞれのグループでやっていることがまったく違うので、重岡と2人で歌うことが出来て、すごく面白かったです(引用元:『節約ロック』公式サイト)」と手応えを語っている。ぜひ、シングルカットしてトラジ・ハイジや亀と山Pのように2人で歌番組に出てもらいたいものである。


 グループを超えたユニットを振り返ると、ドラマや映画などの共演作がきっかけになることがほとんどだ。“期間限定”という制約があるからこそ、レア感も増す。全力で曲に取り組み、クオリティの高い作品を生み出している彼らはまさに“最強の二人組”なのかもしれない。(高橋梓)


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