停電情報アプリ『TEPCO速報』に新機能「災害時マップ」が追加 避難施設検索やルート表示など新生活にも便利

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2019年03月08日 16:22  Techinsight Japan

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『TEPCO速報』に追加された新機能「災害時マップ」
2017年1月に業界初となる公式停電情報アプリとしてリリースされた『TEPCO速報』。関東を中心とした対象地域において停電情報だけでなく雨雲・雷雲・地震情報などをプッシュ通知で知らせる同アプリに、今年3月6日からは新機能「災害時マップ」が追加された。これにより周辺の避難施設を検索したり、行きたい避難所への道順が表示されるなど災害時に役立つ情報が入手できるようになった。この春に進学や就職などで新しい地域で新しい生活をスタートする人にとっても便利なアプリだ。

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東京電力公式スマートフォン向けアプリ『TEPCO速報』は、iOS 10.0以降、Android 5.0以降のOSに対応し、無料で利用できる。対象地域は、栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県・静岡県・福島県・新潟県だ(停電情報に関しては、東京電力パワーグリッド株式会社のサービスエリアが対象範囲)。


このたび追加された新機能「災害時マップ」では、現在地や住所、登録地域から周辺の避難施設の検索や、避難場所までの道のりを表示できる。実際にアプリを確認したところ、周囲にいくつもの避難施設が表示されたので、そのひとつを選んでタップすると、「施設名」「施設種別」「住所」「標高」の情報が表示された。施設は3種類あり、状況に応じて3種類の避難施設を選んで検索することも可能だ。
・避難所(災害により自宅へ戻れなくなった住民などが一時的に滞在することを目的とした施設)
・避難場所(災害による危険が切迫した状態において、生命の安全の確保を目的として緊急に避難する際の避難先)
・帰宅困難者一時滞在施設(帰宅が可能になるまで待機する場所がない帰宅困難者等を一時的に受け入れる施設)
指定した避難施設の「標高」が表示されるので、津波や土砂災害の危険が発生した際に役立てることができる。さらに、検索したエリアで停電が発生している場合は、停電の発生のお知らせをマップ上に表示する。また「防災情報 SNS・ハザードマップ」ボタンから、災害情報がいち早く入手できるTwitter、「首相官邸」「内閣府防災」「総務省消防庁」や、ハザードマップ、防災関連SNSなどへリンクで飛ぶこともできる。


従来の機能として同アプリを利用すると、プッシュ通知で、登録地域の停電や地震情報を知ることができる。雨雲・雷雲情報では、登録地域に発生が予測された場合、1時間前にプッシュ通知で知らせる。他にも停電地域・軒数・復旧見込み、震度3以上の地震情報、雨雲・雷雲の過去と現在の状況と未来予測が表示される。さらに「落雷の実績はこちら」のボタンを押すとTEPCOのサイトで落雷実績情報も確認できる。地域は最多で8か所登録できるので、たとえば自宅、実家、自身の職場や家族の職場、祖父や祖母など親戚の家、子供が通う学校・保育園などを登録しておけばそこでの情報を入手することができる。


異常気象などの影響もあり、災害への不安が拭えない昨今、万一の際に備えておく必要がある。特に災害時マップは、まだ地域に不慣れな、新しい場所での生活をスタートさせる人にとって役立つだろう。



(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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