サウサンプトンに所属する日本代表DF吉田麻也が、インタビューに応じ、プレミアリーグや英国での生活について語った。イギリス紙『サン』が9日付で伝えている。
吉田はアジア杯から戻った直後に永住権を取得。インタビューに応じ受けたテストについて振り返った。
「これで正式に英国人になりました。6年間待つ必要があったけれど、試験に合格したからね。スピーキング、リスニング、UKでの生活はこれまでで最も恐ろしいテストだった。今はやっと、25%くらい英語を理解できるようになりましたね!」
また、サウサンプトンで毎年にように繰り広げている熾烈なポジション争いについては次のように語った。
「いつもタフな競争があった。これまでポジション争いをしてきたチームメートを振り返ってみると、トッテナムのトビー(アルデルヴァイレルト)、リヴァプールのデヤン(ロヴレン)、(フィルジル)ファン・ダイクについては言うまでもないね。ジョゼ・フォンテは、(ポルトガル代表で)欧州選手権を勝ち取ったメンバーだ」
「環境が自分を強くしてくれたし、パフォーマンスも向上させてくれた。しかし何試合かをピッチで過ごし、何試合かをベンチで過ごす状況は厳しい。それに代表戦から戻ってくると居場所を奪われているんだ。『おいおい、また最初からやり直しかよ』って思うよ」
吉田は2012−13シーズンにVVVフェンロ(オランダ)からサウサンプトンに加入。それ以来主力選手として長期にわたりチームを支えている。また、日本人選手としてプレミアリーグ最多出場も記録しており、今後の活躍が期待される。