エッシャーに影響を与えた画家メスキータ、日本初の回顧展を東京ステーションギャラリーで開催

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2019年03月11日 17:22  Fashionsnap.com

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「ヤープ・イェスルン・デ・メスキータの肖像」1922年、個人蔵 Photo: J&M Zweerts
東京ステーションギャラリーで、サミュエル・イェスルン・デ・メスキータ(Samuel Jessurun de Mesquita)の日本初の回顧展「メスキータ Samuel Jessurun de Mesquita」が開催される。会期は6月29日から8月18日まで。

 メスキータは、ポルトガル系ユダヤ人として1868年に生誕。画家や版画家、装飾美術の分野で活動する傍ら、美術学校の教師として学生たちを指導し、当時の生徒の中には20世紀を代表する版画家のマウリッツ・ コルネリス・エッシャー(Maurits Cornelis Escher)もいたという。1944年に強制収容所に送られ、殺されるまでに描き続けた作品はエッシャーをはじめとしたかつての生徒やメスキータの友人たちが保護していた。
 同展では昨年生誕150周年を迎え、今年で没後75周年を迎えるメスキータの作品を紹介。メスキータの代表的な表現技法である木版画の作品やドローイング作品などが展示される。明暗のコントラストと大胆な描線によるデザインが特徴の木版画には、シマウマやワシミミズクといった異国の動植物のモチーフが数多く登場。ドローイングは無意識の状態で浮かんでくる映像を描いたという。
■メスキーター Samuel Jessurun de Mesquita会期:2019年6月29日(土)〜8月18日(日)会場:東京ステーションギャラリー住所:東京都千代田区丸の内1-9-1開館時間:10:00〜18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)入館料:一般1,100円、大高生900円、中学生以下 無料(前売り券および障害者手帳等の持参で100円引き、20人以上の団体は200円引き)休館日:月曜日(7/15、8/12、7/16は開館)公式サイト
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