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会計士投資家が米国企業に投資する理由 世界的大企業のポートフォリオ

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2019年03月12日 14:22  ITmedia NEWS

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写真※hiroさんのブログGrow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!
※hiroさんのブログGrow Rich Slowly シーゲル流米国株投資で億万長者になる!

 個人投資家の方々に、投資遍歴から投資に対する考え方まで聞いていくインタビュー企画「個人投資家列伝」。第8回は、公認会計士というバックグラウンドを持ち、企業の財務を分析しながら米国優良株に投資するhiroさんに話を聞いた。



【どんな銘柄に投資している?】



●スタートはインデックス投資



 hiroさんは、都内在住、30代前半の会社員だ。大学在学中に公認会計士試験に合格し、監査法人を経て、現在は大手上場企業に勤めている。20代から株式投資をしてきたが、現在は米国株が中心。2400万円ほどの資金を、15社以上の米国企業に分散投資している。



 「社会人になってすぐに長期投資を知った。それまで株はギャンブルに近いものだと思っていたが、いろんな本を読む中で山崎元さん、勝間さん、水瀬さんなどの著書から、ゆっくりだけど資本主義の恩恵を得て、複利で資産を増やしていくという方法に感銘を受けた」



 早くから資産運用を意識してきたhiroさんだが、最初は勇気がなくて、しばらくは本を読むだけだったという。貯金が500万円を超えたころ、怖いけどやってみようと投資に踏み切った。



 「最初は1万円だけTOPIX連動の投資信託を買った。そのあと、2013年の年初にMSCIコクサイ、MSCIエマージングマーケット、TOPIXに連動した投資信託に100万円ずつ投資した」



 MSCIコクサイは、日本を除く先進国の平均株価に連動した指数。MSCIエマージング・マーケットは、新興国の株式を対象とした指数だ。日本株式の指数であるTOPIXと合わせて、全世界の株式に投資したことになる。



 このようにインデックス投資から資産運用をスタートしたhiroさんだが、2015年にジェレミー・シーゲルの著書を読んで考え方が変わったという。



 「シーゲル流とは、ほぼほぼバフェット流。シンプルに、時に裏打ちされた企業、大型バリュー株に気長に投資していく。高配当がシーゲル流だとは思っていなくて、大型優良株に投資していくという解釈」



 この運用スタイルの変更から、投資観も大きく変わった。インデックス投資をしていたときは、世界経済の成長に伴って社会が豊かになり、各企業も成長して平均して6%〜7%の率で投資家もリターンを得られると考えていた。逆にいうと、インデックス投資のときは株価しか見ていなかったという。



 「変わったのは、株価というより企業の利益を見るようになったこと。利益が伸びている会社では株価はあとからついてくる。会社の利益は株主の利益という、当たり前の事実に気づいた。インデックス投資では、いい会社もあれば悪い会社もあり、全体としては資産は増えていく。でも、世界的なブランドを持つ大型の優良株は、長期的に利益を上げていけるし、投資していけば長期のリターンは最大化されるのではないか。このシーゲルの理論はふに落ちたし、過去の統計データでもそれが分かった」



●なぜ米国企業に投資するのか?



 企業の利益を見て投資する、と考えた場合、普通はなじみ深い日本の企業の財務をチェックするだろう。なぜhiroさんは米国企業中心に投資をしたのか。



 「1つは、財務指標レベルでROEや営業利益率、純利益率を客観的に見ると、米国企業のほうが収益性が高く、グローバルにブランドを持っている企業が多いこと。コカ・コーラ、ペプシコやキリン、アサヒを比べると全然違う。資本政策も違って、利益を積極的に株主に還元しているので、米国企業のほうがROEは高くなる」



 株主に対する経営者の向き合い方が、日米で大きく違うとhiroさんは言う。米国の大手企業の経営者は、社内に利益をため込まず、配当を出したり、自社株買いをしたりして株主に利益を積極的に還元することが多い。自社株買いによって発行済み株式数が減るので、貸借対照表(BS)上の自己資本の額が減る。結果、自己資本あたりの純利益を示す指標であるROEも改善していくことになる。



 「2つ目は、雇用への法規制。自分が日本企業で働いているから分かるが、日本企業は雇用が硬直的だ。あくまで株主目線で考えると、事業のリストラクチャリングがしにくいというのはポジティブに捉えにくい。欧州企業もそう。長期投資においては、事業の柔軟性が大事だと思っている。米国では株主利益が法的に守られている」


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