ルイ・ファン・ハール氏が、サッカー界からの引退を宣言した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が12日に伝えている。
現在67歳のファン・ハール氏は現役時代、アヤックスなどオランダ国内の複数クラブでプレー。1991年にアヤックスで指導者キャリアを始めると、1994年からリーグ3連覇を達成した。1994−95シーズンにはチャンピオンズリーグを制覇した。
その後はバルセロナ、バイエルンを指揮し、両チームでリーグ優勝など複数のタイトルを獲得。母国オランダの代表監督にも2度就任し、2014年のブラジル・ワールドカップではチームを3位に導いた。2014年夏からマンチェスター・Uの監督を務めていたが、2016年に解任された。
ファン・ハール氏はオランダのテレビ番組に出演し、サッカー界からの引退を発表。妻への感謝を明かした。
「私は今や年金受給者だ。テクニカルディレクターやテレビの解説者になる意欲はないよ」
「妻は22年前、私のために仕事を辞めた。そして、海外にも付いてきてくれた。彼女には私が55歳の時に監督業を引退すると伝えたが、65歳まで続けてしまった。彼女には私と共にサッカーと関係ない生活を送る権利がある。彼女はとても幸せだよ」