「ポール カ」新アーティスティックディレクターにマキシム・シモアンスを起用

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2019年03月14日 21:42  Fashionsnap.com

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マキシム・シモアンス
「ポール カ(PAULE KA)」が、新アーティスティックディレクターにマキシム・シモアンス(Maxime Simoens)を起用した。同氏が手掛ける初のコレクションは2020年春シーズンに展開する予定。

 マキシム・シモアンスは現在34歳。エコール・ドゥ・ラ・シャンブル・サンディカル・ドゥ・ラ・クチュール・パリジェンヌと国立高等装飾美術学校を卒業後、「ディオール(DIOR)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」など有名メゾンを経て、2009年に自身のブランド「マキシム・シモアンス(MAXIME SIMOENS)」を立ち上げた。ドラマ「ゴシップガール(GOSSIPGIRL)」や歌手ビヨンセの衣装に使用されるなど注目を集め、2015年にはメンズライン「M.X Paris」を始動した。2011年から2012年までは「レオナール(LEONARD)」のアーティスティックディレクターに就任。2017年からは「アザロ(AZZARRO)」のメンズとウィメンズのプレタポルテ、およびオートクチュールコレクションを手掛けてきたが、ポール カに移籍する形となる。
 ポール カは1988年に創設。パリジャンエレガンスとネオクラシックを体現した洗練されたデザインやタイムレスなスタイルが特徴で、現在世界37ヶ国に展開。2017年からはマルコポーロの傘下に入っている。コレクションはこれまで創業者のセルジュ・キャシュファンジェ(Serge Cajfinger)が手掛けていた。
 約18ヶ月前にポール カの運営に参画したオーナーのグザビエ・マリー氏は、キャシュファンジェ氏にブランド創業30周年に向けてブランドを正しい方向に導くためのサポートを依頼。1年の調査期間を経て、シモアンスの起用を決定したという。キャシュファンジェと同様にリール出身というシモアンスは「ポール カのブランドアイデンティティーに特に魅力を感じている点は、多様性ある現代女性たちを多面的で手の込んだワードローブにより支えていることです。そのコレクションは働く女性と、グラマラスさとエレガントさを求める女性のどちらにも相応しく理想的なラインナップです。また、パリの中心地にアトリエがあり、専門的かつ創造的な価値あるものを長きにわたって受け入れやすい価格で提供している姿勢にも敬意を感じています」とコメントしている。
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