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「明るい人には、影がある」石橋静河に福原充則がした”悲しめな発見”

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2019年03月14日 23:50  ソーシャルトレンドニュース

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"「明るい人には、影がある」石橋静河に福原充則がした”悲しめな発見”"

福原充則・久々の舞台に、石橋静河が初参加!

「本当に光っているのはライトを浴びてる人じゃなくて、当てている人」「もう1回童貞捨てたい」「チンチンが固いから戦争が起きる」など、数々の名言を残す脚本家・演出家であり、“永遠のオトナ童貞の文化系マガジン・チェリー”連載陣でもある福原充則さん。
24時間テレビでの『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』や4月からは半年に及ぶ日本テレビ系連続ドラマ『あなたの番です』など映像作品が続く福原さんが、約1年ぶりの舞台公演。俳優・富岡晃一郎さんとの劇団・ベッド&メイキングスによる、第6回公演『こそぎ落としの明け暮れ』が3月15日(金)より上演される。



そして、今回ベッド&メイキングス初参加となるのが、女優の石橋静河さん。


ダンサーとして活躍していたが、2015年に女優としての活動を開始。2017年の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で主演を飾り、昨年は『きみの鳥はうたえる』『泣き虫しょったんの奇跡』『生きてるだけで、愛。』といった映画をはじめ、朝の連続テレビ小説『半分、青い。』でのヒロインの幼馴染・律の妻を演じたことでも話題に。映画・テレビに活躍を広げているが、ダンスなどを除く本格的なストレートプレイは今回が初めてとなる。

そこでチェリーでは、公演開始1週間前に、稽古場に潜入。福原さんと石橋さんにお話を伺った!



――今回、初のタッグとなるお二人ですが、まずはお二人が、実際に会う前に作品などを通して抱いていたイメージを教えてください。


福原「“純粋な頑固者”ですね。勝手なイメージですけど(笑)。石橋さんって、純粋そうな割に頑固そうだな……って思ってました」


石橋「当たってると思います(笑)。純粋かは自分ではわかりませんが、頑固なのはその通りで。今回の台本にも『強情だね』って言われるセリフがあるんですけど、なんでわかるんだろうって思ってました(笑)」



――実際に石橋さんと接し始めて福原さんはどんな感覚をお持ちになりましたか?


福原「頑固っていう言葉が“芯がある”に変わりました。若いのに芯があってすごいなあ、と。芯がある人はいいですよね。芯があると、ブラすことができますから。芯がなんにもないと、ブレることすらできませんからね」

“役に没頭する”ことが、しんどくなってきて……


石橋「『暗い方だと思ってました』って言われることが多いので、すごく嬉しいです」


――役のイメージですかね(笑)。『君の鳥はうたえる』では2人の男の間で揺れてたり、『半分、青い。』では離婚に踏み切ったり……。


石橋「色々抱えている女のコをやることが多いんですよね。それに私、役に没頭することが正解だと思って、お芝居をこの4年間やってきたんです。楽しく明るい役ばかりだったらいいのかもしれないんですけど、ずっとその役のことを感じながら生活しているので、ちょっと去年の終わりくらいからしんどくなってきてしまっていて。没頭する以外のやり方もあるかも、と思っていたところに今回の舞台のお話を頂いたんですよね」


明るい人には、陰がある


――今回は割と明るい役ですが、福原さんは石橋さんの中に何かしらの明るさを感じ取っていたということなんでしょうか。


福原「陰をまとった明るさって言うんですかね。ただ明るいだけな人って、バカな人になっちゃうじゃないですか(笑)。僕の好きな明るい人って、“明るく振る舞わなきゃいけない理由のある人”なんです。笑い飛ばさなきゃいけないことがある人っていうんですかね」



――もう少し詳しくお願いします!


福原「スティーブ・マーティンっていう大好きなコメディ俳優がいるんですが、彼が一時期コメディをやらなくなって、その理由をインタビューで『もう必要以上に人を笑わせなくても、幸せになったから』って言ってたんです。『以前は、人生の中で何か欠落しているものがあって、人を笑わせないと自分を承認できなかったし、自分が生きてる感覚がなかった。せっつかれるようにして人を笑わせてきて、でもやっと、もう大丈夫。誰も笑わせなくても、毎日幸せ、って思えるようになりました』って。それを『コメディ役者が真面目な役者に転身しやがって』って批判した人もいっぱいいるんだけど、俺は『スティーブ・マーティンはもうコメディをやらなくなってよかった』って思えたんです。石橋さんの話から少し離れちゃいましたが、明るい人には、陰があるんです」


福原作品に “土着”を感じた



――石橋さんから福原さんへの印象はいかがですか?


石橋「会ったときに『この人、日本人じゃない人だ!』って思いました(笑)」


福原「見た目の話?」


石橋「見た目だけではなくて……。福原さんの作品に土着的なものを感じていたんです。『墓場、女子高生』と『あたらしいエクスプロージョン』を拝見して、福原さんって日本の文化や、日本のしきたりの中で見て感じたことを舞台上に作ろうとしている方なのかな、と思っていたんですよね。でも会ったときには、その感じがゼロだったので、そのギャップを不思議に思いました」


福原「たしかに、土着的なものに興味はありますね。水木しげる先生が大好きで、水木先生の作品にも東南アジアの土着的なものが出てきますしね」

魅力は、人の中にとどまってはいない


――石橋さんにとっては久々の舞台となります。


石橋「もともとバレエをやっていたので、舞台の上に立つこと自体は、カメラの前に立つよりも馴染みのあることではあるんです。4年前に最初にお芝居をしたのも舞台で、そのあとNODA・MAPにも出演したのですが、ただそのときはアンサンブルのダンサーで、一切セリフはなかったんですよね。だから、今回お話を頂いたときは、新しいところにいくなあという感覚で、すごく嬉しかったです」



――福原さんはなぜ石橋さんにオファーをしたのでしょうか?


福原「実は会わずに映像を観ただけでオファーしていて、オファーしたのは、勘なんです。勘っていうと軽い言葉に聞こえるかもしれないですが、そもそもそんなに、その勘は働かないので。魅力を感じたんですよね。映像より、舞台のほうが、役者自身の人間としての魅力勝負だと思っているんですよ。映像は編集とかで色々手を加えられますからね。だから自分の舞台には、人間としての魅力がある人に出てほしくて。実際に会ったら魅力的だったので、勘が当たってよかった、と」



石橋「わあ、よかったです」


福原「……って言うと、偉そうですけど。人として面白くいるって難しいですよね。その人が面白いタイミングで会うのも難しい。人としての面白さって確かなものじゃないから。知らない間に消えていたりもしますし」


石橋「えっ、消えちゃうんですか?」


福原「消えますよ、ずーっと残んないですよ。才能っていう言い方をしてましたけど、宮沢賢治も詩の中で『才能は人の中にとどまらない』って言ってます。“持って生まれた才能”なんて言いますけど、才能はどっかいっちゃうんです。だから、お互い様ですけど、それぞれが何かを持っているタイミングで会えると、面白いものができますよね」


説明すると間違えなくなってしまう


――今回のお芝居の内容に関して、お二人でお話はされるのでしょうか?


福原「稽古以外の時間に、芝居について議論したりはあまりしないんですよね。あんまり話すと、分かった気になっちゃうじゃないですか。役者と演出家で話すと、役者の芝居が演出家に向かったものになっちゃうんですよ。常に役者さんには、お客さんに向いた芝居をして欲しいんです。あとは、説明すると、間違えなくなっちゃうのもマズイんです」



――間違えたほうがいい、ということでしょうか?


福原「『そんなシーンじゃないよ。でもやろう』っていうことがないと、面白くならないんです。作家が脚本に書いたものをそのまま提示することにはあまり興味はなくて。稽古場にはスタッフさんも含めて、色んな人がいるので、色んな人が考えたことが作品になるのがいいんです」


――石橋さんは、今回のお芝居の稽古で初めて体感していることはありますか?


石橋「言われたことに納得してるのに、できないことがあるのがもどかしいですね。反発してるならまだわかるじゃないですか。心から納得してるのに、できないことがあるんですよね。それが、やっぱり頑固ってことなんですかね(笑)」

“本音の出し方”で揺れている


――今回、ベッド&メイキングスとしても福原さんとしても久々の、完全オリジナルの舞台となりますが、やはり原作があるものより、自由にできるものなのでしょうか?


福原「最近は“原作やモチーフがあるから、それのせいにして色んな本音を言う”ってことをやってきてたんですが、オリジナルだと、バランスが難しいですよね。『本音なんて言うもんじゃない』という考えと『本音以外にお客様からお金を取れるものはない』という考えのバランスが


――作品における本音の出し方、ということでしょうか。


福原「『人に本音を語るもんじゃない』という感覚と『創作する以上は本音以外は原動力にならない』という狭間に、オリジナル作品のときは常にいますよね」


だから稽古は1ヶ月ある


――1ヶ月の稽古も、終盤。いよいよあと1週間で本番です。(※取材日時点)


石橋「正直、稽古場に入ったときは、自分がすごくアウトサイダーな感覚で。安藤聖さん、富岡晃一郎さんはじめ、舞台で活躍されている方のお芝居を見たときに、すごすぎて、自分のこれまで4年間やってきたことと、全くつながらなかったんです。どうやって、この方たちがすごくなっていったのかが、自分の感覚で掴めなかったといいますか。
ただ、この数日間でやっと、皆さんがすごい理由がわかってきたんですよね。今までの自分と繋がってきたというか。『この人は、この部分をちゃんとやってたからすごい』って自分で説明できるようになってきた……ときにはもう本番直前だったんですけど(笑)」



――(笑)


石橋「でも、だから稽古ってやっぱり1ヶ月あるんだな、って思って。映像作品とは、時間のかけかたももちろん違いますし。私以外の皆さんも、悩まれながら、それぞれが自分の時間をかけてつくっていっているのも気づけて、やっぱり時間をかけることって大事なんだな、と思いました。そうやってみんなが1ヶ月考えたことで、舞台上の時間になるんだと思います。きっと、2時間の上演時間に、私たちの1ヶ月がのるんでしょうね」



(取材・文:霜田明寛 写真:小峰克彦)

■公演情報





『こそぎ落としの明け暮れ』
作・演出:福原充則
出演:安藤聖、石橋静河、町田マリー、吉本菜穂子、野口かおる / 島田桃依、葉丸あすか、佐久間麻由 / 富岡晃一郎
公演情報リンク:http://www.bedandmakings.com

2019年3月15日(金)〜27日(水)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト

2019年4月6日(土)
長野県 まつもと市民芸術館

2019年4月10日(水)
三重県 四日市地域総合会館 あさけプラザ ホール

2019年4月13日(土)・14日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 小劇場

◎チケット取り扱い先

●サンライズオンライン
https://sunrisetokyo.com/(PC)

●チケットぴあ
0570-02-9999(Pコード:490-401)
http://w.pia.jp/t/bedandmakings/(PC・携帯)
(チケットぴあ店頭/セブンイレブン店頭)

●ローソンチケット
0570-084-003(Lコード:31579)
0570-000-407(オペレーター対応)
https://l-tike.com/bedandmakings/(PC・携帯)
(ローソン店頭/ミニストップ店頭(店内Loppi))

●イープラス
http://eplus.jp/bedandmakings/(PC・携帯)
(ファミリーマート店頭)

●Confetti(カンフェティ)
0120-240-540(オペレーター対応 平日10:00〜18:00)
http://confetti-web.com/bedandmakings/

●東京芸術劇場ボックスオフィス
0570-010-296(休館日を除く10:00〜19:00)
http://www.geigeki.jp/t/(PC)
http://www.geigeki.jp/i/t/(携帯)


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