嵐 大野智、『嵐にしやがれ』で見せる釣りへの愛 TOKIO 松岡らも出演した「大野丸」企画振り返る

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2019年03月16日 06:01  リアルサウンド

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 嵐・大野智が、『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)3月16日放送回で一級小型船舶免許取得に挑戦する。


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 昨年3月から番組企画として開始した小型船舶免許取得への挑戦。大野がかねてより抱いていた「自分の操縦する船で海に出て、マグロを釣ること」という願いを実現するためのものだ。そんな大野は勉強嫌いなことから、事前に推薦された一級小型船舶免許取得に尻込み。「メバルとか釣れるでしょ」とこぼしながら、人並みに勉強すれば合格できるという理由で、二級小型船舶免許を受験した。同級では、座学をはじめ、船舶の蛇行運転や横付けなどの実技試験に挑戦。見事に合格を認められ、自身の操縦する中古漁船=大野丸で、陸から5海里までの大海原に繰り出したのだった。


 この企画では、オンエアごとにゲストも参加。自身の親友や先輩芸人、時には先輩・後輩ジャニーズを迎えて、大野は航海そのものや地元漁師との交流、船の操縦や船釣りを楽しんでいる。前述した二級免許取得後には、同番組では“親友”とも紹介される加藤諒と東京湾に出航。浦安を起点に、途中で発見したディズニーランドにテンションを上げるなど、賑やかな航海となった。また終盤には、大野が船の操縦で最も難しいとされる“着岸”に挑戦。見事な横付けを披露したところで、加藤諒から「やっぱ海が似合う男ですね。背中がデカかったですよ」と、賞賛の言葉が届けられた。


 その後「大野丸日本一周プロジェクト」が立ち上がり、NEWS・加藤シゲアキとは、大野丸の設備充実を図るべく囲炉裏を作ることに。その外枠を組むにあたり、大野は半身ほどある木材にまたがり、加藤シゲアキがそこに電動ドライバーでネジを打ち込んだ。その際、加藤が配慮に欠けた力加減だったとして、大野が珍妙な格好で「激しいって!」などと指摘。そのコミカルな構図には、どうしても笑わされてしまう。


 囲炉裏の完成後には、江ノ島近郊で船釣りを嗜むことに。ここでも、船長である自身に先駆けて、加藤シゲアキが高級魚のアラを釣り上げたため、大野は「お前先食うんじゃねぇよ! 先釣んなよ!」とツッコミを入れて肩を落とす。その言葉と裏腹に、後輩の活躍がどこか嬉しそうだ。そして最後には、2人仲良く釣りたての魚を楽しみ、加藤シゲアキがこの日を「大成功じゃないですか今日」と満足げに締めくくった。


 さらに、TOKIO・松岡昌宏とは、愛知・三河湾に出航。同オンエアでは、途中で出会った漁師船から、松岡が分け前を受け取る気満々な様子を見せて、旬のワタリガニをゲット。大野丸が“海賊船”としての一面も覗かせた。その後、現地の信仰対象である筒島弁財天や、“インスタ映えスポット”として話題の佐久島などを訪問した後、先程のワタリガニを調理。実食後に、大野が「ワタリガニ 松兄いたから 食べられた」、松岡が「この島に 渡ってこれたよ カニと俺」と小洒落た一句を読むほどのご機嫌さを見せるなど、一貫して両者の掛け合いがテンポよく進められた。


 そんな「大野丸」の醍醐味は、大野とゲストの信頼関係はもちろん、彼らの和気藹々としたひと時を画面の前で共有できることにある。親しい友人たちと無邪気に遊ぶ彼らの姿には、思わず自身の童心さえ呼び起こされてしまうはずだ。また、笑顔でリールを巻いたり、普段とは一変した饒舌ぶりで釣りを語る大野からは、彼が釣りに並々ならぬ情熱を注いでいることも確認できる。スタジオの嵐のメンバーが、船上の出来事に優しい眼差しを向けている状況も、「大野丸」がもたらす何にも代えがたい財産に違いない。


 大野は今回のオンエアを通じて、一級小型船舶免許を取得できるのか。合格すれば、かねてからの願いであるマグロ漁にも大きな一手が掛かる。大野丸が新たな船出を告げる瞬間を、次の船着場から温かく見守っていたい。(青木皓太)


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