リーガ・エスパニョーラ第28節が17日に行われ、レアル・マドリードとセルタが対戦。レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督にとって復帰戦となったこの試合は、2−0でレアル・マドリードがホームで勝利を収めた。
レアル・マドリードは勝ち点「51」で3位。2位のアトレティコ・マドリードとは勝ち点差が「5」となっている。また、ジダン監督は復帰初戦でGKにケイラー・ナバスを起用。左サイドバックにはマルセロが、中盤にはイスコと、サンティアゴ・ソラーリ前監督体制で冷遇されていた選手達がスタメン出場を果たした。一方、セルタは勝ち点「25」で18位。降格圏に位置している。
試合は9分、マルセロが相手DFの背後を抜けてカリム・ベンゼマからペナルティエリア(PA)左でスルーパスを受け取ると、ゴール前のイスコに渡す。イスコは身体を反転させてシュートを放ったが、DFに弾かれる。
15分、オカイ・ヨクシュルが味方からのクロスを頭で合わせると、マキシ・ゴメスがヘディングでシュート。しかし、GKナバスがピンチを防いだ。
先制点が欲しいレアル・マドリードは30分、マルコ・アセンシオの右サイドからのクロスにベンゼマがオーバーヘッドでゴールを狙う。相手選手に弾かれたものの、ギャレス・ベイルがこぼれ球に反応してシュート。ベイルのシュートはクロスバーに当たり、先制点とはならない。
34分にマキシ・ゴメスがヘディングでソフィアン・ブファルの足下にボールを落とすと、ブファルがダイレクトでシュート。しかし、ラファエル・ヴァランに弾かれてゴールに繋がらない。前半をスコアレスで折り返した。
後半に入ると55分、クロースの左CKのこぼれ球にルカ・モドリッチが反応。モドリッチはPA外からミドルシュートを打つと、そのままゴール左に吸い込まれた。レアル・マドリードの先制点と思われたが、前線に上がっていたヴァランのオフサイド判定により、ゴールは取り消される。
試合が動いたのは62分、モドリッチが中盤でボールを奪うと、アセンシオが右サイドからドリブルで中に突破。左サイドに広がったベンゼマに展開すると、ベンゼマが中に折り返す。ゴール前のイスコが押し込んで、レアル・マドリードは待望の先制点をもぎ取った。イスコにとっては昨年9月のアスレティック・ビルバオ戦以来のゴールとなっている。
さらに77分、マルセロがドリブルで縦に突破すると、PA内のベイルにパス。ベイルは右足を振り抜き、ゴール左に沈めた。レアル・マドリードは追加点を奪い、2−0とした。
スコアはこのまま動かず、2−0でレアル・マドリードが勝利を収めた。この結果、レアル・マドリードは勝ち点「54」として、一時的に2位アトレティコ・マドリードとの差を縮めた。セルタは勝ち点に変化無く、降格圏に位置している。
【スコア】
レアル・マドリード 2−0 セルタ
【得点者】
1−0 62分 イスコ(レアル・マドリード)
2−0 77分 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)
【スターティングメンバー】
レアル・マドリード(4−3−3)
ナバス;マルセロ、ラモス、ヴァラン、オドリオソラ;イスコ(63分 セバージョス)、クロース、モドリッチ(77分 ヴァルベルデ);アセンシオ、ベンゼマ(82分 マリアーノ)、ベイル
セルタ(4−2−3−1)
ブランコ;フンカ(5分 フート)、コスタス、アラウホ、バスケス;ロボツカ、ヨクシュル(75分 ベルタン);シスト、ブファル(68分 ヒュルサガー)、メンデス;ゴメス