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カムチャツカ半島 ベズイミアニとシベルチ噴火あいつぐ 噴煙1300km東へ(動画)

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2019年03月18日 11:21  ハザードラボ

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ハザードラボ

写真プレートの動きと火山活動の関係(国土地理院HPより)
プレートの動きと火山活動の関係(国土地理院HPより)

 今月16日、カムチャツカ半島のベズイミアニ山が爆発した。ロシア科学アカデミー(IVS FEB RAS)によると、この噴火による噴煙は、風に乗って東へ1300キロまで運ばれたという。また、50キロ離れたシベルチ山でも噴火が発生している。
 ロシア語で「名無し」を意味するベズイミアニ山(標高2882m)は、現地時間16日朝5時20分から7時にかけて噴火があいつぎ、そのうち午前6時40分に起きた爆発では、噴煙が上空1万5000メートルに到達し、火山灰が東へ向かって1300キロ運ばれるようすが気象衛星ひまわりの観測で確認されている。

東へたなびく噴煙 衛星がとらえた! 航空カラーコードは一時、危険度が最も高い「赤」が発令されたが、現在は1段低い「オレンジ」に引き下げられた。火山活動は現在も続いていることから、カムチャツカ火山観測所(KVERT)は、今週22日まではいつでも同規模の大爆発が起こる可能性があるとして、警戒を呼びかけている。  一方、ベズイミアニ山から50キロ北東にそびえるシベルチ山(標高3283m)でも、火口内から押し出される溶岩ドームの成長が続いており、16日夜に小規模噴火が発生。これにともなって火山灰を含んだ噴煙が60キロ東へ運ばれた。

カムチャツカ半島に火山が多い理由 ロシア科学アカデミーによると、南北に伸びるカムチャッカ半島には289の火山が存在し、そのうち地上には170、海底には112の火山が分布。ほとんどの活火山が集中する東海岸沿いは、太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込んで隆起した地形が火山群になったためだ。  なかでも、最も活動的なのが、半島最高峰のクリュチェフスカヤ山(標高4750m)とベズイミアニ山、シベルチ山で、この周辺は、ユネスコの世界遺産に登録されている自然公園になっている。

千島海溝の地震活動とも関連が これだけ多くの火山は、噴火様式や地形、地質もさまざま。そのためカムチャツカ半島は、「火山の博物館」の異名で呼ばれているが、研究されているのは289火山のうち、72火山に過ぎず、ほとんどは実態解明が進んでいない。  しかし、カムチャツカ半島から千島列島につながる海域は、プレートの沈み込み帯である千島海溝にも近いため、地震と火山活動には関連性があると考えられている。

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