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なぜ、卒業式目前の小学6年生女児2名は飛び降りてしまったのか?

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2019年03月18日 17:40  まぐまぐニュース!

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今年も桜の開花が伝えられる季節になりましたが、悲しいいじめでの自殺の報道が跡を絶ちません。今回の無料メルマガ『いじめから子どもを守ろう!ネットワーク』では、昨今大きな問題となっている「ネットいじめ」に大人はどう対処すべきかについて考察しています。

ネットいじめも対処できる

3月を迎え、卒業式シーズンに入りました。新たな希望を胸に、新しい世界に旅立っていく子供たちの姿に心が温まります。

その半面、残念なニュースが続いています。2月1日に、前橋市の県立高校2年生の女子生徒が踏切ではねられ死亡しています。本人が書いた26枚の小さなメモが残されており、「先生は私の言葉を信じてくれなかったネットで悪口を言われているのは本当なのに」と、いじめを訴えたのに先生に信用してもらえなかったことやネットいじめも受けていたことが報道されています。このいじめに関しては、フジテレビから取材が入り、プライムニュースイブニングにコメントが紹介されました。

さらに3月12日には、豊田市で小学6年の女子児童2人が、マンションから飛び降りて亡くなっています。報道によると、遺書のような書き置きがあり、そこにはいじめられているという記述もあるとのことです。あと1週間もすれば卒業し、中学生にならんとするこの時期、本当に残念でなりません。

昨日もテレビ局からの取材があり、そこでも話したのですが、中学生に比べると小学生の自殺は格段に少なくなります。しかし、いじめによって受けるショックや心の傷はなんら変わらないと言えます。大人から見ると「なんでそんなことで」と思うことであっても大人よりも感受性の高い子供たちの心にとっては大きな問題です。しかも、年齢が低いほど、どのように対処すればよいかということがわかりません。知識も経験も少ないのです。

いじめによって追い込まれている子供たちの相談を聞いていると、「自分が悪いんだ」と口にする子によく出会います。前橋の事件でも、「そうか、すべて私が悪いのか。もういいや、私、もう」というメモも見つかっています。「いじめから逃げたい」という気持ちと「自分なんかいない方がいいんだ」という自分自身を否定する感情が子供たち自身を追い込んで行ってしまうように思います。「大人が守ってあげないと子供たちは生きていく自信を失ってしまうのです。

また、「ネットいじめ」という言葉は、わかるようでわからない正体不明の存在のようにも捉えられがちです。しかし、私たちが数千件の相談を受けてきた経験から言えるのは、「ネットいじめという言葉に惑わされてはならないということです。一般的な「いじめ」とほとんど同じなのです。「ネットいじめ」も学校で起きているのです。解決方法も特別なものではありません(解決方法についてはホームページの「いじめ解決方法」をご覧ください)。

あくまでもスマホやインターネットは「いじめの道具」でしかありません。中には、twitter等でのストーカー的行為の相談もありますが、学校とは無関係ないじめはごくごく少数であり、悪口や無視、仲間はずれのいじめも並行して行われています。したがって、ネットいじめであっても、「学校のいじめを解決すればネットいじめも解決できるのです。

ここで、「ネットいじめ」の問題点をいくつかあげておきます。

1.ネットも巻き込んだいじめは精神的な影響力が大きいと思われる事案が多くあります。

学校を休んでいても、SNSは襲ってきますし、ネットは全世界に繋がっていることを意識するようになり、被害感情を拡大させます。大学生であっても、道ですれ違った人を見て「あの人は私を見て笑った。ネットで私のことを知ってるんだ」と思い込んでしまい外に出られないという相談もあるのです。

2.さらに、ここ2年ほどでスマホの普及率が急速に上がっています

中学の先生たちに保有率を訊ねると、「スマホ、100パーセントですよ」という答えが返ってきます。ある小学校の3年、4年生に講演した時にどのくらいの子がスマホを持っているか手をあげてもらったところ3割の子がスマホを所有していました。加えて、ネットにつないでゲームをしたり会話したりできる子にも手をあげてもらいましたが、ほとんどの子の手が上がるという状況でした。親のスマホやタブレット、さらにはゲーム機を使ってネットにアクセスできているのです。小学3年の子がネットで悪口を言われたというような相談も来ています。低学年と言えども安心できないというのが今の状況です。

3.このような環境の中にいる子供たちですが、親や教師に相談しないという問題もあります。

「ネットいじめ」から守るためには、ネットの怖さ危険性を教え自分の身は自分で守るということを教えることが必要だと思います。

また、親としては、子供たちの日頃の変化に意識しておくことが大切になります。特にネットに関しては、いつもなら常に手放さないスマホを見なくなったり、メッセージが届いてもあけないなどの変化が起きたら、声をかけてあげて欲しいのです。

また、いじめの相談を受けている中には、夜遅く、午前1時2時までスマホでSNSのやりとりをするケースがあります。ほぼネット中毒と同じ症状です。同じようにいじめで苦しんでいたり、悩みを抱えている子をネットで見つけてお互いに慰め合い、昼夜逆転の生活になっていく子が数多く存在します。夜中にスマホにかじりついていたら危険な兆候だと言えます。

様々に述べてまいりましたが、子供たちを守るのは大人の責任であり役割です。いじめ問題には親も含めて、お節介だと子供に言われたとしても大人が関与しなくては解決できないということを周囲の方にもお伝え下さい。

子供たちのことで不安に感じたり、お困りのことがありましたらご遠慮無くご相談いただければ幸いです。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク

代表 井澤一明

image by: Shutterstock.com

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  • 児童の親が「調査は望まない」とするコメントを発表しているのだから、小学校6年生の件はそっとしておくべきでしょう。
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  • 児童の親が「調査は望まない」とするコメントを発表しているのだから、小学校6年生の件はそっとしておくべきでしょう。
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