若手アーティストの作品が並ぶアトリエのようなスタバが京都に、名和晃平率いるSANDWICHがアートディレクションを担当

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2019年03月18日 18:22  Fashionsnap.com

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スターバックス コーヒー 京都BAL店 Image by: FASHIONSNAP.COM
スターバックス コーヒー ジャパンが、若手アーティストの作品を多数展示する新店舗「スターバックス コーヒー 京都BAL店」を3月20日にオープンする。アートディレクションは名和晃平が代表を務め、京都を拠点に国際的に活動するクリエイティブプラットフォーム「SANDWICH」が担当。「アーティストたちの共同アトリエ」をコンセプトに、コンテンポラリーアートにフォーカスした新たなスタイルのサードプレイスを提供する。

 新店舗は京都BALの3階フロアに位置し、店舗面積は約284平方メートル。座席は114席を用意し、ライトグレーを基調にした店内にはスターバックスのロゴが描かれた球体作品を中心とした彫刻群や、オブジェ、絵画など80点以上のアート作品が並べられている。作品は京都の学生や、美大を目指す高校生、地元で活動するアーティストら約30人が制作。展示作品はSANDWICHを通じて購入することができ、作品の入れ替えも予定している。また、入り口の床に曲線を描くことで日常と非日常の境界線を表現。床には名和が教授を務める京都造形芸術大学のウルトラサンドイッチプロジェクト14期生が手掛けた、制作中に飛び散った絵の具の跡をイメージしたデザインが施されている。
 同社では、これまでに暖簾や畳の間を設けた「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」や納涼床を設置した「京都三条大橋店」など京都の歴史や伝統にフォーカスしたデザインの店舗を展開しており、今回の店舗では京都に美術大学が多くあることに着目。若手アーティストが数多く活動する街として、アートを通じて現代的な京都の一面を表現したという。メディア向け発表会に出席した名和は、同店について「美大は多いが、彼らの作品を見せることができる場は限られている。美術館でもギャラリーでもないアートシーンにおけるサードプレイスとして、若いアーティストの作品を発信するプラットフォームになれたら」と語った。
■スターバックス コーヒー 京都BAL店オープン日:2019年3月20日(水)住所:京都府京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL3階営業時間:11:00〜20:00店舗面積:284.30平方メートル席数:114席
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