【春のお彼岸】子連れでお墓参り、知っておきたい基本マナーとは?

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2019年03月18日 21:51  &Mama

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春のお彼岸の季節がやってきました。


今年は帰省したついでに子どもと一緒にお墓参りに行こうかと考えている人もいると思います。そこで気になるのが、子連れでのお墓参りの基本マナー。


今回は、教育コンサルタントの佐藤理香さんが、キッズマナーインストラクターの大塚けいこ先生に知っておきたい「子連れお墓参りのマナー」について聞いたことをご紹介いただきます。




お墓参り、年にどのくらい行くのがよい?

株式会社メモリアルアートの大野屋が行った調査によれば、お墓参りを1年のうち何回くらい行っているかという質問に対して、「年1回」と回答する人がもっとも多いことがわかりました。次いで「年2回」「3回」と続き、全体の約7割は年1〜3回行っているようです(※1)。


お墓参りは日本の大切な文化の一つなので、子どもにも小さなうちからぜひ教えてあげたいもの。基本的にはお墓参りはいつ行っても良いのですが、故人の命日や春と秋のお彼岸、お盆やお正月など、帰省して家族や親せきが集まるような時期が一般的になっています。



キッズマナー講師に聞く、子連れでお墓参りの基本マナー
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大塚先生によると、子どもたちにとって、お墓参りは「ご先祖様を敬う気もちを自然に学ぶ大切な機会」になります。


そのうえで、子連れでお墓参りに行く時には、次の5つのマナーが好ましいそうです。さっそくみてみましょう。


1.派手な服装は避ける


かわいいからといって、普段の洋服でそのままお墓参りに行くのは基本的にはNG。冠婚葬祭でもその場に応じた服装があります。


お墓参りではかしこまった礼服の必要はありませんが、子どもにも派手な色づかいや肌の露出を控えた服装をさせましょう。いつもよりもちょっとキレイめが良いと思います。


2.お墓の掃除は、子どもにもお手伝いさせる


お墓に行って最初にするのがお掃除。子どもにもできる範囲で手伝いをさせることで、ご先祖様の供養の意味を自然に理解できるようになります。


3.子どもにお参りの作法を教える


子どもには故人の思い出話をしてあげましょう。今日はその人たちのために手を合わせてお参りするために来たことを教えることが大切です。


手の合わせ方やお辞儀の仕方などお参りの作法は、地域や宗派にならったものを教えてください。


4.お線香の火に息を吹きかけるのはNG


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ついやってしまいがちなのが、お線香やろうそくの火を消す時にフーッと息を吹きかけてしまうこと。


そもそも火の側に近づきすぎるのは危ないうえ、興味津々で触りたがる子もいます。そんな時は、必ず手で仰いで消すことを教えてあげましょう。


5.お供え物を見て、その場で欲しがらせるのはNG


お供え用に持参したお菓子や飲み物などを見て、小さい子どもなら思わず「あれ、食べたい!」と素直に言ってしまうことがあります。


お墓参り中に欲しがって大声で泣いたりしないように、事前にお供え物の意味を子どもに伝えておきましょう。


お墓参り後、お供え物を墓前で頂いていいかどうかは、お墓を管理している場所や地域によって違います。お供え物をすぐに持ち帰る場合は、「帰ったらみんなで食べようね」と約束し、お墓参りが終わるまでは我慢させてください。



普段できることやママへのアドバイス

大塚先生によると、最近では自宅に仏壇を置く家庭も少なくなり、子どもたちがご先祖様について知る機会が以前より減っているそうです。


しかしお墓参りは、先祖がいてくれたから自分たちが生きていることや、命には限りがあるということを学べる良い機会になります。子どもにもぜひ伝えてあげてほしいそうです。


普段できるのが、故人を含めて家族の話を聞かせることだそう。


子どもは会ったことがなくても、話を聞くうちに家族の歴史についてだんだん理解するようになっていくそうですよ。


写真を見ながら、ご先祖様の話をするのも良いそうです。


ぜひ春のお彼岸では、子どもと一緒にお墓参りに行ってみてくださいね。



<取材協力>
大塚けいこ先生/キッズマナーインストラクター
アフェクションキッズマナー教室主宰。東京都内の学校で生徒にビジネスマナーを教える。レッスンを重ねることで姿勢や表情、さらには行動まで変化する様子を目の当たりにする。その後独立、小さな子ども向けにもプログラムを改良、1回完結型のキッズマナーレッスンを運営している。


【参考・画像】
※1「春のお彼岸(3月18日〜24日)を前に大野屋がお墓参りの意識調査を実施」株式会社メモリアルアートの大野屋
※ IYO / PIXTA


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