腸活のためにも、食物繊維は欠かせませんね。いろいろな種類のお野菜やキノコを食生活に取り入れたいと思っても、大根やニンジン、カブ、キノコなどは、中途半端にあまってしまうことがあります。
そんな時におすすめなのが、乾燥野菜や乾燥キノコです。とても簡単につくることができて、お野菜を無駄なく、そして便利に使える保存法ですよ。
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して15年の美養フードクリエイターである筆者が、「乾燥野菜&乾燥キノコ」の作り方と美味しい利用法をご紹介します。
■あまった野菜やキノコでOK!「乾燥野菜&乾燥キノコ」の作り方
あまった野菜やキノコを千切り、もしくは薄切りにして、ザルなどに広げます。風通しがよく直射日光があたる外におき、乾燥させるだけで出来上がり。
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お天気がいい場合には、2〜3日でしっかり乾燥します。
花粉等が気になる方は、室内の日光にあたる場所において乾燥させましょう。
干しているところ
完成
■乾燥野菜の保存方法
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しっかりと乾燥した状態で、缶やタッパーに詰めて保存し、1週間程度で使い切りましょう。
食材自体が乾ききっていないとカビの原因となりますから、気を付けてください。
■簡単!乾燥野菜レシピ
(1)乾燥野菜&乾燥キノコのお味噌汁
出汁にお味噌をといたら、乾物を入れるだけ。あっという間にお味噌汁が出来上がります。
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お味噌汁だけでなく、乾物をコンソメスープに入れて野菜スープにするなど、アレンジもできます。
(2)乾燥野菜ピクルス
乾物を、ラッキョウ酢やピクルス用のお酢に漬けるだけ。乾物がしっかりかぶる量のお酢に漬けましょう。
パリパリとした歯ごたえの、甘酢漬けのようなピクルスが出来上がります。
余った野菜やキノコを使って、簡単に作ることができる乾物は、食物繊維もたっぷりで腸活にも◎です。ぜひ、活用してくださいね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ 料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ベジフル発酵ジュースとレシピ」(2018年・日東書院本社)、「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)