NYの注目ブランド「ヴァケラ」など8ブランドが新宿に、誰でも参加可能なエキシビションが開催

ルミネ主催のファッションとアートのイベント「ニューヨークニューワーク / NYNW（New York New Work）」が3月21日から24日までの4日間、ニュウマン 新宿のLUMINE 0で開催される。ダイバーシティやインクルージョンを意味する「SPECTRUM（スペクトル）」をテーマに、「ヴァケラ（Vaquera）」や「バラガン（Barragán）」など8組のクリエイターによるエキシビションが行われる。

　ニューヨークニューワーク / NYNWは、世界の気鋭クリエイターに焦点を当てる対話的ファッション＆アートイベント。2017年の第1弾に続き2回目の開催となった今回は、際立つ個性を持った多様なクリエイターたちが素を見せる場所として、一つの大きな家をイメージしたセットを会場内に設置。透ける素材でできた一軒家型のセットに、「ヴァケラ（Vaquera）」と「メゾンザフォー（Maison The Faux）」が寝室、「バラガン（Barragán）」が礼拝室、「シックスティーナイン（69）」がリビング、「クリスハバナ（CHRISHABANA）」がバスルーム、「エルアールエス（LRS）」がダイニング、「ルアール（Luar）」が書斎、「ノセッソー（NO SESSO）」がキッチンと、各クリエイターがそれぞれの部屋を思い思いに作り上げた。会場内のギフトショップでは、クリエイターが今回のために制作した限定商品の販売も行っている。
　イベント全体のアートディレクションを手がけたのは、参加クリエイターでもあるクリス・ハバナ。多様性という全体テーマについて「最近はトレンドとして声高に叫ばれているように感じることもあるが、多様性は単なるトレンドではなく、ムーブメントでライフスタイル。私たちにとって生き方そのもの」とし、一過性で過ぎ去るものではないという考えを強調した。
　参加クリエイターの中でも特に注目なのが、今回が初来日となったヴァケラ。2013年にパトリック・ディカプリオ（Patric DiCaprio）が立ち上げたブランドで、現在は3人体制で手掛けている。2017年秋冬に発表した「ティファニー（Tiffany ＆ Co.）」の巾着袋をオマージュしたドレスが話題になり、アイロニーやDIY要素が人気を集めている。
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　ニューヨークで2月に発表した2019年秋冬コレクションは偶然にも家がテーマで、壁紙のようなフローラルプリントや、ランプシェードのようなドレスが登場。今回の展示では、ピローケースをモチーフとしたドレスや、今シーズン注力したというテーラードアイテム、ピローケースやカップケーキのようなドレスといったキールックを披露する。演出として、ブランドにとってお金が継続的なテーマの一つであることから高級そうなマットレスを贅沢に使いながら、あえて退廃的な雰囲気を加えたという。

■ニューヨークニューワーク / NYNW期間：2019年3月21日（木・祝）〜24日（日）11:00〜19:00※クリエイター滞在時間 / 各日16:00〜18:00予定会場：東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目24番55号 NEWoMan 5F LUMINE 0入場無料