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ADHD息子、「小学生だからできるよね」がプレッシャーに!持ち物管理で、私が叱るのをやめた理由

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2019年03月21日 07:00  ウィズニュース

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写真ADHD息子、「小学生だからできるよね」がプレッシャーに!持ち物管理で、私が叱るのをやめた理由(LITALICO発達ナビより)
ADHD息子、「小学生だからできるよね」がプレッシャーに!持ち物管理で、私が叱るのをやめた理由(LITALICO発達ナビより)

ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太は、小学校に入学してから失くし物・忘れ物を連発!まだ発達障害の診断を受けていなかった当時、私は「どうして失くすの?」「どうして忘れないよう注意できないの?」と悩み、テンパっていたのですが…。(かなしろにゃんこ。/LITALICO発達ナビ)

【漫画】ADHDの息子に叱るのをやめた理由は……

学校から「物を持ち帰ること」が苦手だった息子
小学校に入学後、リュウ太は元気に通学していましたが、学校からのお手紙や教科書、ノート、筆箱のような「毎日持ち帰るもの」を持って帰ることができませんでした。毎日のように「机の中の物は全部持って帰ってきてね」と声をかけても、やっぱり忘れてきてしまう毎日…。

さらに、通学帽子や体育の授業で使う赤白帽子、靴下や水筒も学校に置き忘れていました。先生も声をかけてくださっていたようなのですが、息子はそれでも持ち帰ってくることができず、失くした物が学校の落とし物箱から見つかることもよくありました。

保育園時代は親が持ち物の準備をしてきましたから、小学校に入学したからと言っても、急に1人で全部やるのは無理だというのも分かります。でも「物を持って帰る」という行為をそんなに難しいことだと思っていなかった私。「今日は必ず持って帰ってね」と声をかけては期待して、でもやっぱりダメで…ということの繰り返しでした。

よく観察すると…問題は「物を持ち帰るかどうか」だけじゃなかった!
息子の小学校ではPTAでの集金があり、集金日になると、担当のお母さんたちが教室にお金を集めに行っていました。そのため、その日は所定の封筒の中にお金を入れて学校に持たせる必要があったのですが、息子がこの集金袋を持って帰らなくて困ることがありました。

「先生からクリーム色の封筒を預かってるよね?机の中に置いてきたのかな?」と聞いても、リュウ太は「そんな封筒知らないよ、本当だよ!もらってないよ!」の一点張り…。

これでは集金日にお金を持たせられないので、机の中を確認するために一緒に学校に行くことにしました。すると…集金袋は、やはり机の中にありました。そして私はようやく気づいたのです…。

・息子はそもそも集金袋がどんなものなのか知らなかった
・集金袋をPTAのお母さんたちが集めに来ると説明しても「そんな人来ないよ」と言っていた息子。そもそも、教室に先生以外の大人がいても気にとめず、何をしているかも気にしていなかった

これでは、持ち帰ることも提出することもできません。

さらに、息子の机の中は、持ち帰るはずのお手紙や先生が作ってくれたプリント用紙、教科書などでゴチャゴチャ!机の周りにもいろいろなゴミが落ちていて、その汚さに愕然です。うちの子は、こんなに整理整頓や物の管理ができないなんて…と落ち込みました。

担任の先生から、息子の学校での様子を聞いてショック!
そんな時、担任の先生からこんなお話がありました。「リュウ太くんは、学校で物を失くすと『お母さんに怒られる』といってパニックになります。物を失くしても、怒らずに注意するくらいにしてあげてください。」

どうやら息子は、学校で失くし物をすると「色えんぴつなくなっちゃった、お母さんに怒られる〜」と泣きながら先生にすがり、一緒に探してもらっていたそうなのです。きちんと物を管理してもらいたいがために、私が息子にきついことを言い過ぎて、追い詰めていた…。この時、それを初めて知りました。

叱るのではなく、一緒に、繰り返して
この頃の息子は、小学校生活をスタートしたばかり。慣れない環境の中、よく分からない新ルールばかりで、毎日頭がいっぱいいっぱいだったと思います。

それを考えると、息子が脅えてしまうほどきつく怒るのはやめよう。そして、何度言ってもなかなかできないのであれば、親が定期的に学校に行って机の中を確認するしかないと、考えを改めました。

物の管理について悩んでいた小学校入学当時、息子はまだ発達障害の診断を受けていませんでした。物を大事にする心があってもなくても、気をつけて管理することができないのがADHDの特性なのですが、当時の私はそういった背景も分からずに、ただただ困っていたのです。まだ1年生の小さな息子を怒りすぎてしまったな…と、今となっては申し訳なく思います。

小学校4年生でADHD、特に注意欠陥の傾向が重度だという診断を受けてからは、見方が大きく変わりました。物を管理することができなくても仕方がないし、これは息子の特性なのだから、無理して「変えるべきもの」ではないのだと考えられるようになりました。そして、親と一緒にくり返し行動しながら言い聞かせていれば、何でも少しずつ1人でできるようになるということも分かりました。

20歳になった息子の毎日は?
息子がようやく1人で物の管理をできるようになったのは、高校生になってからでした。ふふふ…中学校ではまだまだできませんでしたよ(涙)。それに20歳になった今でも、たまに「わー、財布無くしたー!」とパニックになることもあります。でも、少しずつ成長しているのも確かです。

最近、財布の位置をアプリで特定できるGPSがあると知り、息子に「買ってみる?」と聞いてみたのですが、本人はまだ迷っているとのこと。GPSを使えば便利になる点もあると思いますが、息子はまだこれには頼らずにいたいらしいのです。ひょっとすると息子は、自分の力を信じたいのかもしれません。

私も息子の力を信じて、これからも長い目で見守っていきたいと思います。

*株式会社LITALICO, LITALICO発達ナビ(https://h-navi.jp/)・ ADHD息子、「小学生だからできるよね」がプレッシャーに!持ち物管理で、私が叱るのをやめた理由・https://h-navi.jp/column/article/35027261より転載しました。

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このニュースに関するつぶやき

  • うちの長女は20歳超えてるけど携帯やら仕事の手帳やらしょっ中無い無いと探してるよ
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  • 義務教育で大抵の子どもは通うんだから、小学のうちに障害検出テストみたいなことってできないのかね。
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