人工日焼けに取りつかれた白人女性 黒人と間違われるも 「まだ焼かなきゃ」(北アイルランド)<動画あり>

10

2019年03月22日 21:32  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

フェイクタンニングが大好きな22歳白人学生(画像は『Barcroft TV 2019年3月18日公開 YouTube「Tanning Addict Obsessed With Getting Darker | HOOKED ON THE LOOK」』のサムネイル)
白人は、一般人口に比べ皮膚がんになる確率が高いと言われている。日光による日焼けは紫外線が皮膚に有害でもフェイクタンニング(太陽光を浴びることなく肌を小麦色にすること)なら安全と思い、スプレーや日焼けベッドでセルフタンニングをして褐色の小麦肌を作る人も欧米では少なくない。このほどスプレーでは物足りず、日焼けベッドとメラニン注射でフェイクタンニングをして黒人と見間違われるほどになっている北アイルランドの女性のニュースを、『Barcroft TV』『The Sun』などが伝えた。

【この記事の動画を見る】

北アイルランドのベルファストに住み、ビューティーセラピーを学ぶハンナ・ティッテンソーさん(22歳)は、2015年に旅行先のトルコでブロンズ色に日焼けをして以来、フェイクタンニングに夢中になった。

ハンナさんは白人だが、現在の姿はとてもそうとは思えないほどに焼けている。多くの女性がそうであるように、ハンナさんも最初はセルフタンニング製品を一時的に使用しただけだったが、短期間で得る結果に満足できず、日焼けベッドを頻繁に利用するようになった。その結果、ハンナさんの皮膚はかなり黒くなり、ソーシャルメディアに自分の写真を投稿すると黒人と間違われることもあるそうだ。その一方で、究極に肌を焼くハンナさんに誹謗中傷の声を浴びせる人もいるという。

「『人種を変えるために焼いている』とか、『差別主義者』とまで言われて非難されることもあるわ。でも私は単にフェイクタンニングが好きな白人なだけ。ネット上で非難されても、どうせみんな私のことなんて知らないわけだし、気にしないわ。10代の頃はスプレーを使ってたけど、服にもベッドにも色がつくしニオイも良くないし、すぐ洗い流されて部分的に剥げるのが大嫌いだったの。だけど、日焼けベッドでフェイクタンニングするようになってからは、顔色もずっと良くなって肌の状態もよく見えるのよ。今のフェイクタンニング方法は、単純に私を幸せにしてくれるから続けているの。他の女性がネイルをしてないと生きていけないのと同じで、私はフェイクタンなしでは生きていけないわ。」

ハンナさんは週に3回、15分のセッションで日焼けベッドを使用しているが、実はより究極の茶褐色肌を作るために、1か月に1週間だけ日焼けベッドの前にメラノタンという薬を注射して、セルフタンニングを行っている。メラノタンは皮膚のメラニンレベルを変え、皮膚の色をより黒くする合成ホルモン薬で、通称“バービー・ドラッグ”と呼ばれているが、英国での使用はライセンスが認められておらず違法となっており、NHS(英国民保険サービス)でも警告している。しかしネット上で販売されているため誰でも入手可能であり、ハンナさんと恋人のベン・ダンロップさん(23歳)は、ハンナさんの兄に勧められてこの薬を使用するようになった。ハンナさんと一緒に日焼けサロンに通い、毎回10分の日焼けベッドを楽しんでいるベンさんは、次のように話している。

「ベルファストでは今、ボディビルが大人気なんです。彼らの間でメラノタンはよく注射されているようです。彼らと比べるつもりもないけど、僕も同じようにしたいし、健康的に感じたいからやってます。母親にはバカみたいと言われますが、気にしていません。注射による健康上のリスクはよくわかりませんが、これまで特に何の悪影響も出ていませんよ。それに僕の家系は誰もがんに罹ってないので、あまり心配はしてないんです。僕にとってがんは遺伝的な病ですから。でも、ハンナは僕より長い間日焼けベッドに入っているので、皮膚がんになるかもしれないし心配です。」

事実、ハンナさんの家系にはがん患者がいる。しかし、健康上のリスクは考えないようにしているとハンナさんは言う。

「注射の副作用っていっても、最初の数日間に吐き気がしたり食欲不振になったりするだけで、無害よ。ただ、これだけ焼くと皮膚がんになりやすいとは思うから、ほくろにはしっかりと気を付けているわ。今はとにかくフェイクタンニングに夢中になっているの。しっかり焼いているのに、『まだ焼かなきゃ』っていう強迫観念のようになってしまっていると言ったほうがいいかもね。多分、黒い自分を見慣れているから、焼き過ぎかどうかもわからないんだと思うけど。私がフェイクタンニングをし続けるのは、そんなにメイクをしなくてもいいからっていうのが理由のひとつよ。外出前の時間節約にもなるわ。」

ハンナさんは、2017年1月に髪をブレイズにしたことで、ネット上でますます非難を浴びたそうだ。ハンナさんの姉であるレイチェルさんは、白人だった妹が黒人のように変わってしまったことでこのように明かす。

「ものすごく焼いているんでしょうけど、本人にはその自覚がないんです。私からすると妹の全体像は不安の表れのようにも思えます。フェイクタンニングなどしなくても妹は美しいのに。でも、私が何を言ったところで妹は聞く耳など持っていません。」

ハンナさんは、「今のところこれ以上は焼かないけど、夏にはもっと焼くわよ。きっとまたネット上でも非難を浴びるんでしょうけど、もう慣れたから関係ないわ」と話している。

このニュースを知った人からは、「ネット上ではなんでもかんでも差別主義者と非難する人がいるんだな。黒人になりたいんだから別に差別なんかしてないだろうが。それよりもバカバカしい」「彼女で差別主義者ならマイケル・ジャクソンも差別主義者ってことよね」「皮膚がんになるまでのカウントダウンが始まっていると思うけど」「カップルで2人そろって何やってんだか…」「自尊心に何らかの問題を抱えているように見える」「なぜこうまでして自分の体を変えたいのかな」「もっと年取ってから泣くようなことにならなきゃいいけど」といった声があがっている。



画像は『Barcroft TV 2019年3月18日公開 YouTube「Tanning Addict Obsessed With Getting Darker | HOOKED ON THE LOOK」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

このニュースに関するつぶやき

  • 誰にもコンプレックスの一つくらいはあるだろう。勝手にすればいいさ。ただ、他人に迷惑を掛けなければ良いさ。
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(9件)

前日のランキングへ

ニュース設定