はるやまHDがテット・オムを譲渡へ、売却額は非公開

はるやまホールディングス（以下、はるやまHD）が、同社の子会社で「テットオム（TETE HOMME）」を展開するテット・オムの全株式を、アパレル関連ビジネスを手掛けるジーエフホールディングスの子会社gf.Rに譲渡する契約を締結したと発表した。譲渡完了日は3月29日を予定しており、売却額は非公開。

　はるやまホールディングスは、2014年にテット・オムが民事再生法の適用を申請したことを機にスポンサーとして名乗りを上げ、同年9月にテット・オムの衣料品等製造・卸・販売事業を譲受した。はるやまホールディングスはテット・オムを子会社化することでメンズカジュアル部門の強化を図る計画だったが、2018年3月期（2017年4月1日〜2018年3月31日）の連結業績は、売上高は13億2,600万円、営業損益と経常損益がともに4,000万円の赤字、純損益は7,100万円の赤字と振るわなかった。
　ジーエフホールディングスは1990年に創業。アパレル商品の企画や生産、検品、出荷納品の代行業務などを手掛けており、gf.Rは同社の経営管理部門を担当している。なお、はるやまHDとの間に資本関係や人的関係および取引関係は無い。