フィッシャーズが地元・葛飾で1日警察署長に 社会貢献の意義と「未来のYouTuber」への思い語る

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2019年03月23日 16:01  リアルサウンド

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 7人組の人気YouTuberグループ・フィッシャーズが3月20日、動画にて、地元・葛飾区の1日警察署長となることを発表。『週刊少年ジャンプ』で連載され、全200巻に及ぶ長期連載となった人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(こち亀)の舞台となった場所で、一日署長を務めることができる喜びを語った。


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 日程は4月7日。当日は任命式に加え、イベントを企画中とのことだ。「亀有交通安全音楽祭」ということで、音楽関係の企画も検討中だという。今回、残念ながら全員分のコスチュームはないのでリーダーのシルクロード(シルク)のみの着用となるそうで、警官の制服と帽子、そして「一日警察署長」のタスキを着用予定。いつもと違ったシルクの姿が見れるのが楽しみだ。


 また、 2月1日に地元を公表する動画をYouTube上に投稿した理由は「地元を応援していきたいという気持ちの表れ」だと明かしたシルク。葛飾区は『こち亀』の舞台ということもあり、全国的な知名度も高く、1日警察署長ができる事はとても光栄なことだと、様々な人から聞いたというメンバーたち。当日は地域を盛り上げ、安全を呼びかけていく意欲を明かした。


 ンダホは「YouTuberとして社会に貢献できるのはすごい」とコメントし、モトキは「YouTuberは実はゴミ拾いや募金とか奉仕活動をしてる人が多い。こういう良い活動がどんどん広がって行くといいと思う」と語った。お騒がせな一部動画投稿者のニュースが目立ってしまう現状だが、直近ではモトキが「ヘアドネーション」(病気やガン治療などの影響で、頭髪を失ってしまった人たちに、人毛100%のウィッグを提供する取り組み)を行なうなど、フィッシャーズも社会貢献に力を入れてきた経緯がある。


 また、マサイは「イベントを楽しんだあとは葛飾探検をして欲しい」と語り、シルクも「下町は映像で見るのも良いんだけど、自分の足で歩くのが良いと思う!」と、街歩きの楽しさに太鼓判を押した。下町のあたたかさや、行かないとわからない魅力をぜひ体感してほしいとして、シルクも「見ている人全員、来てほしいくらい!」と地元愛を爆発させていた。


 さらに、フィッシャーズが次々と打ち出している新たなチャレンジには、これから出てくるであろう未来のYouTuberの活躍の間口を広げることにつながる、という意識もメンバーにはあるようだ。シルクは「ひとり」だけでなく、「みんな」で認められていくことが大切だと語る。いまは笑う人も多いかもしれないが、「YouTuberからハリウッドスターが出てくる可能性もある」と語り、最後は「ひとえによろしくお願いします!」と動画を締めくくった。確かに、YouTuberという言葉が出始めたころ、彼らが地上波の人気番組に出演したり、イベントで大きなホールを埋め尽くすような人気者になると考えた人が、どれだけいただろうか。


 今回の「一日署長」のように、公的な性格の強い仕事が増えていくにつれ、YouTuberの認知度がさらに高まり、一般の理解も深まっていくに違いない。イベントは大変な混雑が予想されるが、まずは安全第一、無事故でイベントが成功するよう願いつつ、フィッシャーズの新たな挑戦を見守りたい。


(平岩知花)


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