はじめしゃちょー、地元富山のシャッター街を盛り上げる 「俺たちやみなさんがやるしかないんです」

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2019年03月24日 08:21  リアルサウンド

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 YouTubeのチャンネル登録者数が770万人を超える、人気YouTuber・はじめしゃちょーが3月22日、『【速報】はじめ、大量の町のシャッターに何か描きまくる』と題した動画を公開した。


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 この動画は、世界中のさまざまな課題を解決するためにアイデアを支援する日本財団「10億円会議」の提供によるもの。はじめしゃちょーと、人気YouTuberグループ・ボンボンTVのよっちは、故郷の富山県は「富山県魚津市中央通り商店街」を訪れた。以前は多くの人出があった同商店街は現在、いわゆる「シャッター通り/シャッター街」化が進み、日中もやや寂しい状況だ。富山県出身者として、魚津市を盛り上げたい……ということで、市の協力を得て、商店街の名物になるようなシャッターアートを描くことになったという。


 「パッと見、落書きに見えるかもしれませんが……」と自信なさげなはじめしゃちょーだが、よっちのほか、美術のスペシャリストとして4人のサポートメンバーを迎え、作戦を練ることに。「魚津市の発展を祈って、描かせていただきます!」と意気込み、はじめしゃちょーが筆を入れた一作目は、なんと本名「江田元」(えだ・はじめ。初公開)と大きく描いたものだった。


 その他、魚津市の名産であるホタルイカをモチーフにしたもの、よっちのトレードマークであるメガネをリアルに描いたもの、はじめしゃちょーの「アーティスト写真」と言えるスライムまみれの写真をイラスト化したものなど、地元の人々の協力も得て、2日間にわたって8枚のシャッターアートを完成させた。


 動画の最後、はじめしゃちょーは「いま起きている問題を放っておくと、もう直らないこともあるかもしれないので、俺たちとかみなさんがやるしかないんですよ。シャッター街も社会問題になっていて、こういうことで少しでも変わればいいなと思ってやったんですけど、ぜひみなさんも、この動画を見て『何か自分ができることがあったらな』と考えてくれるだけでもうれしいです」とメッセージを送った。


 彼らのような人気YouTuberは、災害の募金から街のゴミ拾いまで、企画を交えて社会貢献活動を行うことが多く、また人気グループ・東海オンエアは地元愛知県岡崎市の「観光伝道師」としてファンを呼び込み、フィッシャーズもやはり地元・葛飾区で一日警察署長を務めることが決定するなど、地域貢献活動も加速している。


 一部、過激な行動でニュースになるYouTuberも存在し、ネガティブなイメージで語られることも少なくないが、若年層に圧倒的な影響力を持つ彼らの取り組みは、社会問題を周知し、「楽しみながら状況を改善していく」という新たなカルチャーを形成しつつあるように思える。楽しい社会貢献の輪を広げる彼らにエールを送りたい。


(橋川良寛)


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