原美術館で非武装地帯に生まれた生態系の共生を考える展覧会、建築家の坂茂らが参加

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2019年03月24日 11:12  Fashionsnap.com

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崔在銀 hatred melts like snow, 2019 ©Kim Taedong
原美術館で、韓国人アーティストのチェ・ジェウン(崔在銀)による展覧会「The Nature Rules 自然国家:Dreaming of Earth Project」展が開催される。崔が信頼を置くアーティストや建築家のインスタレーション、ドローイング、彫刻などで構成され、建築家の坂茂や芸術家の川俣正らが出品を予定している。会期は4月13日から7月28日まで。

 同展は朝鮮戦争休戦後、約65年の歳月を経て非武装地帯(Demilitarized Zone、以下DMZ)に生まれた豊かな生態系を守り、生きとし生けるもの全ての共生を願って崔が立ち上げた「大地の夢プロジェクト(Dreaming of Earth Project)」の構想の可視化を図るもので、自然について思索するほか人間と自然の共生を考える展覧会となる。参加作家はこのほか、チョウ・ミンスク、スン・ヒョサン、美術家のイ・ブルやリ・ウーファン、俳優のチョン・ジェスン、、タレントのキム・テドン、スタジオ・ムンバイを主宰するアーティストのオラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)と建築家のセバスチャン・ベーマン(Sebastian Behmann)らが名を連ねる。
 崔は1953年にソウルで生まれ、1976年に拠点を東京に移した。1984年から3年間は草月流三代目家元の勅使河原宏のアシスタントを経験するなど草月流の華道を学び、1995年には日本代表の1人として第46回ヴェネチア ビエンナーレに出品。原美術館では2010年に日本初の個展「アショカの森」を開催した。
■「The Nature Rules 自然国家:Dreaming of Earth Project」会期:2019年4月13日(土)〜7月28日(日)会場:原美術館公式サイト

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