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インディ第2戦COTAで今季初入賞に安堵の佐藤琢磨「まだスピードが足らない」

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2019年03月25日 11:21  AUTOSPORT web

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写真エンジニアのエディ・ジョーンズと話す佐藤琢磨
エンジニアのエディ・ジョーンズと話す佐藤琢磨
 インディカー・シリーズ開幕戦では、マシントラブルに泣いたレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLLR)の佐藤琢磨。せっかくの8位入賞をフイにしてしまい、その悪い流れを早く断ち切って今季初入賞をしたいところだ。

 第3戦はサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)での初開催。F1サーキットとして完成したこの場所で、インディカーはどんなレースを展開するのだろうか。2月にはここで2日間の合同テストも行われており、もうコースの習熟に関しては問題もないだろう。

 ただ琢磨とRLLRのチームは、テストで安定した速さを見つけ出せていなかっただけに、金曜日のプラクティスが消化されるまで、不安もあったはずだ。FP1では19番手発進、FP2ではレッドタイヤで8番手のタイムを出すほどには仕上がってきた。

 FP1はコルトン・ハータのエンジンブローで赤旗となりコースが汚れたためで、周回数もわずか6周だ。

 土曜日のFP3では雨予報もあったが、ドライでのプラクティスになり、13番手に終わる。


 マシンセッティングは一進一退という感じだったが、予選ではペースが復調している様子が伺えた。グループ2で予選を迎えた琢磨は最初のブラックタイヤでのアタックで12台中3番手のタイムをマークして戻ってきた。

 その後、レッドタイヤに履き替えて、もう一度タイムアタックに出て、1分46秒台をマークして5番手で通過したと思った矢先、トニ−・カナーンがターン19でスピンし赤旗が出されていた。

 琢磨があと10秒早くタイムをマークしていたら、無事に通過出来たものの、ベストのタイムは赤旗で無効となり、またもやQ1不通過となってしまった。

「ほんのちょっと早くタイムを出せていたら、Q2に行けたんですけどね。少し変えたセッティングでマシンが微妙な動きをしていたので攻めきれなかった」と言う琢磨。

 14番手というグリッドは不本意だろうが、すぐにレースに向けて頭を切り替えていた。

「もうブラックタイヤで行くことに決めました。レッドでもブラックでもタイヤのデグラデーションがひどいので、そこをどう組み立てて考えるかですね。3回のピットストップがセオリーみたいですが、4回にするのかどうか……。もうちょっとデータを見て考えて見ます」

 日曜日の朝のウォームアップは設けられなかったので、セッティングの確認は出来ずにいきなりぶっつけ本番のレースとなった。

■終盤のセーフティカーでジャンプアップ
 14番手からのスタートで、大きくターン1を回りながら順位を上げる琢磨。前で接触もあり13番手で1周目をクリアする。


 予想外だったのは7周目には琢磨が早くもピットインし、タイヤ交換を行ったのである。ブラックをチョイスした以上はもう少し長く走ると思っていたが、チームとエンジニアはレッドタイヤをメインにしてこのレースを追い上げる作戦を選んでいた。

 22周目には2回目のピットイン。他のマシンより早めのピットインで順位を上げる考えだったが、なかなかばん回できず、前のスコット・ディクソンを追う途中ジャック・ハーベイと接触しそうになったり、容易にはポジションが上がらない。


 41周目に最後のピットに入ったが、今度はエアジャッキのトラブルで大きく遅れてしまい、21番手まで落ちることに。これで上位入賞は阻まれたかと思えた。

 しかし、最後の最後に琢磨に運が向いた。琢磨がピットアウトした後に、ターン19でフェリックス・ローゼンクヴィストがクラッシュ、イエローコーションとなった。琢磨の前方のマシンをこれを機に最後のピットインをしたため、労せずして順位を上げた琢磨は10番手となったのだ。

 レースが残り10周で再開となった時には9番手、その後に前を行くピゴットを抜いて8番手になる。そしてファイナルラップでルーキーのパトリシオ・オワードを料理して7位でチェッカーを受けた。

「最後のピットインで時間がかからなければ4〜5番手、グラハムの前でチェッカーだったとチームは言うんですけどね。反対に最後のイエローコーションがなかったら、どこまで上がれたかもわからない。でもチームの2台が揃ってトップ10でフィニッシュできたのは次のレースに向けても良かったですね」

「でも、まだスピードが足らないので、トップ争いをするようになるためには、そこを突き詰めておかないといけないと思います。その準備をしてバーバーとロングビーチの2連戦を迎えたいですね」。と言いながらもホッとした安堵の表情を見せる。

 だが「この後すぐに日本帰るんですよ。鈴鹿でSRS-Fの仕事があるから、忙しいね」と笑ってサーキットを後にした。

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