シャネルからコム デ ギャルソンやヨウジヤマモトまで約90点を展示、「ドレス・コード?」展が京都と熊本で開催

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2019年03月25日 17:42  Fashionsnap.com

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COMME des GARÇONS(川久保玲)2018年春夏 京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影
京都国立近代美術館が、「ドレス・コード?ーー着る人たちのゲーム」展を開催する。会期は8月9日から10月14日まで。

 京都服飾文化研究財団(KCI)との共同で企画された同展では、特定の文化や社会、グループ内でファッションに関する共通のコードがあると仮定。コードを通じて生じる自己と他者のコミュニケーションを"装いの実践(=ゲーム)"とし、同財団が所蔵する衣装コレクションのほか、アートや映画、漫画などに描かれてきたファッションを用いながら、着る人と視る人の関係性や衣服を通じた社会との繋がりについて見つめ直す。
 会場では、スーツやトレンチコート、デニムスタイルといった現代ファッションの様々な実例を紹介する。展示総数は約90点で、ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)とカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)による「シャネル(CHANEL)」のスーツや、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」とジェフ・クーンズ(Jeff Koons)のコラボのほか、「コーシェ(KOCHÉ)」などの最新のスタイルも取り上げる。日本のブランドからは「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」といったブランドが並び、「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」が2018年春夏コレクションで発表した高橋真琴のイラストをあしらったアイテムや、「ビューティフルピープル(beautiful people)」のコートも展示される。
 森村泰昌やハンス・エイケルブーム(Hans Eijkelboom)、石内都らの現代美術作品では、衣装やコスプレといったファッションの側面から紐解く。また、文学や演劇、映画におけるキャラクター性を表現するファッションを解説すべく、映画ポスターの展示や演劇カンパニー マームとジプシー、チェルフィッチュによるインスタレーションを展開する。会期中にはシンポジウムやワークショップの開催を予定しており、詳細は特設サイトで発表される。
 京都国立近代美術館での会期終了後は熊本市現代美術館に巡回し、12月8日から2020年2月23日まで開催する。
■ドレス・コード?ーー着る人たちのゲーム・京都展会期:2019年8月9日(金)〜10月14日(月・祝)会場:京都国立近代美術館 企画展示室開館時間:9:30〜17:00(毎週金・土曜は21:00まで開館、入館は16:30まで)休館日:月曜日(8月12日、9月16日、23日、10月14日は開館、翌日火曜日が休館)入館料:<一般>当日1,300円、前売り1,100円、団体1,100円<大学生>当日900円、前売り700円、団体700円<高校生>当日500円、前売り300円、団体300円<中学生以下>無料※心身に障害がある人は証明書持参で付添人1人まで無料
・熊本展会期:2019年12月8日(日)〜2020年2月23日(日)会場:熊本市現代美術館開館時間:10:00〜21:00(入館は19:30まで)休館日:火曜日(2月11日は開館、翌日水曜日が休館)、年末年始(12月29日〜1月3日)入館料:詳細未定公式サイト(特設ページは4月開設予定)
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