同じものを食べても太りやすい人とそうでない人がいるのは、なぜでしょうか。それは、「基礎代謝(何もしなくても生命維持に必要なエネルギー)が多いか少ないか」が関係しています。
基礎代謝が多いほうが消費エネルギーがアップするのため、痩せやすい体質といえます。では、どうしたら基礎代謝が増すのでしょうか。
その方法の1つに「筋肉量をアップさせること」があげられます。日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、痩せやすい体質に導く「体幹エクササイズ」をご紹介します。
■痩せやすい体質に導く「体幹エクササイズ」
「体幹」とは胴体の部分を表します。広範囲にわたりさまざまな筋肉があるため、この部分の筋肉を鍛えると、基礎代謝が上がり、痩せやすい体質になることが期待できます。
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また、背骨を支える胴体の筋力がアップすることにより、身体の動きが安定し、姿勢が良くなるというメリットがあります。
■体幹が弱っている?5つのチェック
□姿勢が悪い □疲れやすい □腰が痛い □身体を動かしにくい □肩こりがある
以上の5つは、体幹が弱っている方にあらわれやすい兆候です。当てはまる人は、これからご紹介する「体幹エクササイズ」で、体幹を鍛えましょう。
■「体幹エクササイズ」のやり方
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(1)うつ伏せに寝て、手を頭の後ろに組みます。
(2)上半身を30回アップします。
※腰に痛みがある方は、様子を見ながら行ってください。 ※手を頭の後ろで組んで胸を開くことでより背中に効き、体幹を鍛えることに効果的です。
体幹を鍛えると代謝がアップして、痩せやすい身体づくりにつながります。身体が温まった状態で行うと関節や筋肉を動かしやすいので、夕食後に行うことをおすすめします。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子 10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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