意識すれば足は変わる!正しい歩き方って?

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2019年03月31日 15:01  オズモール

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◆今日から意識するだけでも足は変わる!足を健康に、美しくキープするポイントとは?

足のトラブルに悩む女子は近年増加の傾向に。足のケアに大切な柱は3つあり、前回の記事でそのひとつ目、「靴を正しく選ぶ」ための正しい知識をお伝えしました。今回は、残り2つの大事なポイント「足を硬くさせない」「正しい歩き方にする」を、フットケアのプロフェッショナルスクール・青山フットケアアカデミー代表の福井さんに伺いました。前回の記事と併せてチェックして。



足の筋肉の疲れは足を硬くさせて『むくみ』の原因に。今日の疲れは、今日のうちに解消しよう!
「足を根本的にケアするためのもうひとつ大事な柱は、『足を硬くさせない』ことです。足はほとんどが筋肉でできています。全身の体重を2本の足で支えているので、足の筋肉はとても疲労しやすい。溜まった疲れをその日のうちに、解消しておくことが大切です」と福井さん。

血流は筋肉が伸縮することで流れているので、筋肉が疲労して硬くなると動きが悪くなり、血流が悪くなる。すると老廃物や二酸化炭素などの多い汚れた血が重力のかかる下のほう、すなわち足に溜まりやすくなるそう(=むくみ)。だから溜まった老廃物を排出しやすくするために、マッサージやストレッチといったケアを行って、足の筋肉をやわらかくしてやることが大事だとか。

「特にふくらはぎは疲れが溜まりやすく、筋肉が縮こまって硬くなりがちなので、できるだけ伸ばしてやるようにしたいですね」と福井さん。「寝る前やテレビを見ながらなどでもできる簡単なストレッチを紹介しますので、気軽に取り入れて、足の疲れを翌日に持ち越さないようにしてみてください」(福井さん)。

【簡単なおすすめ足のストレッチ】
・ストレッチ1 ふくらはぎに効く!
ふくらはぎを両手でつかみ、親指をめりこませるようにする。指を手前から外側に向かって広げるようにしながら、筋肉をもむ。指全体を使って、筋肉を輪切りにするようなイメージで、ふくらはぎ全体をもみほぐす。
・ストレッチ2 太ももに効く!
床に座り、左ひざを曲げ、かかとを右足太ももにつける。息を吐きながら、上半身を右足のほうへ倒し、40秒間キープ。反対側の足も同様に行う。



「正しい靴を選ぶ」「足を硬くさせない」「正しい歩き方をする」を意識して、健やかな足で活動的な生活を
「次に大切な柱は、『歩き方を正しくする』ことです。タコや魚の目は、歩き方が悪いせいで負担がかかっているところにできやすいので、正しい歩き方に直すと自然に消えてしまうことがほとんど。外反母趾やO脚なども同様に、歩き方を直すと解消する人が多いのです」(福井さん)。

前回の記事でもお伝えしたが、外反母趾などで悩む人は靴選びでなんとかしようとする人が多い。もちろん足に合った靴を選ぶことは重要だが、せっかくよい靴を手に入れても、負担の大きい歩き方を続けていては効果が出にくいことも多いそう。また、負担がかかり筋肉が疲れ硬くなったままの状態では、さらに足をかばって不自然な歩き方になり、より足の変形や痛みなどを呼ぶ悪循環に。

「このように、足を健康にするためには、『正しい靴選び』と『足を硬くさせない』、『正しい歩き方にする』この3つがとともに重要なのです。互いに影響しあっているので、どれかひとつだけケアしても、ほかの部分のゆがみや疲れが邪魔してよくならないこともあります。逆にこの3つを知ってケアする意識を持てば、相乗効果でどんどん足の状態はよくなっていくのです」(福井さん)。どれも普段の生活で気を付けられることばかりなので、頭においておきたいもの。その差が、年齢を重ねていったときの足と、ひいては全身の健康と美容にも関係してきそうだ。



正しい歩き方のポイントは3つ。誰にでもできることを意識するだけで、足はどんどん健康に
それでは、具体的な「正しい歩き方」とは? 「3つのポイントがあります。歩いているときにこの3つを意識して歩くようにするといいでしょう」と福井さんが教えてくれたポイントはこちら。歩く動作の順にイメージしてチェックしてみよう。

(1)かかとで着地する
つま先は上がった状態で、足全体で地面に着地しないのがポイント。このとき、ひざは伸びている状態に。靴のつま先に傷の多い人は、つま先が着地のときに上がっていず、べた足歩きになっている可能性が高いので、注意しよう。

(2)次に指で地面をつかむ
着地したあと、次につま先が地面につくとき、5本の指でしっかりと地面をつかむイメージで。このイメージで歩くと歩行が安定し、左右にブレにくくなるのでひざや腰への負担がグンと減る。指でしっかりつかむためには、指が動けるスペースが必要なので、キツすぎる靴だとうまく歩けない。指先にゆとりのある靴を選ぶことも必要。

(3)指で地面を蹴る(靴を返す)
次に足を地面から離すとき、地面を指でつかんだまま、指で地面をける。しっかり地面をけって、かかとが後ろの人に見えような状態をイメージ。このときふくらはぎからお尻まで足全体の筋肉が使われていることがわかるはず。この意識を持って歩くと筋肉のエクササイズにもなり、美脚効果も抜群!

この「正しい歩き方」を意識して毎日歩くだけでも、足はどんどん変わってくるはず。いつまでも元気に、活動的に自分の足で歩くためにも、足の環境を良くする3つのポイント、覚えておきたい。


教えてくれた人
福井健太郎さん
つくば大学修士課程修了、フットセラピスト、1級フットケアアドバイザー、日本フットケア学会会員。欧米の先進的フットケア理論を学び、数多くの女性の足のトラブルに接する中で、足・靴・歩行を一体とした根本的ケア法「自然療法フットケア(R)」のメソッドを確立。2000年、青山フットケアアカデミー(AFA)を設立し、フットケア法の教授やサロン開業サポートなどに注力。著書は『キレイな足になる3つのヒミツ』(現代書林)、『魅せ脚レッスン』(主婦の友社)等。


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