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横浜のラーメン店で抗争が起こったワケ――元極妻が考える山口組二次団体幹部殺害事件

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2019年03月31日 19:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

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今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■ラーメン店で殺人事件

 すでに手打ち(和解)しているそうですが、3月20日に横浜市内のラーメン店でヤクザ同士のケンカがあり、2人が刺されて1人は死亡、1人は重傷を負いました。

 亡くなったのは六代目山口組二次団体・三代目小西一家の小濱直史統括委員長。ネットでは「ラーメン店の厨房の包丁でメッタ刺しされた」との話も出ていますが、真偽はわかりません。また、実行犯はこの原稿を書いている3月28日の時点では、まだわかっていませんが、稲川会二次団体・十二代目小金井一家の組員といわれています。この方も、また長い逃亡生活が続くのでしょうか。

 報道などによりますと、名前が似ていてわかりにくいですが、「小金井一家のシマで小西一家がシノギをしている」ということで、以前から両者の間で話し合いが持たれていたそうです。

 20日も、この件で話し合おうとラーメン屋に集まったところ、小金井一家側は3人だったのに、小西一家側はなぜか10人以上だったそうで、「話が違う」と口論となった挙げ句に刺されてしまった……ということです。「多勢に無勢」ではなく、多勢の方が刺されているのもどうなっていたのか、報道ではよくわかりませんね。

 被害者は、現在服役中である小西一家の最高顧問で二代目堀政連合・小濱秀治会長の養子さんでもあるそうで、カエシ(報復)による全面抗争も懸念されましたが、素早く手打ちが済んだことで、最悪の事態は回避できたんですね。ひとまずよかったです。

 南無阿弥陀仏。

 2011年の暴排条例の全国施行、15年の山口組分裂、17年の再分裂などを背景に、ヤクザ間のトラブルが続いているのはご存じと思います。ただ、ほとんどが六代目山口組と神戸山口組、神戸山口組と任侠山口組など、内部的な事件なんですね。他組織間はもちろん、山口組関係者の事件も大規模な抗争に発展しないのは、重罰化と併せて最高幹部の責任が重くなっているという事情があります。まったく今どきは何でもかんでも「教唆」とか「使用者責任」ですからね。

 でも、私もムリして長い懲役に行くことはないと思いますし、街中で抗争が起こるのは問題ですし、抗争はないほうがいいと思います。時代が違いますから、長い懲役で、いいことは何もないんです。裁判費用も組はなかなか出せないし、そもそも出所しても組が存続しているかどうかわかりませんからね。

 そういうこともあって、ずっと自粛ムードが続いている中で起こった今回の件は、ネット界隈を中心に「シマを侵略してきた山口組に稲川会が『ノー』を突き付けた」と評価する声も出ています。そうなると、これからが心配です。

 「やっぱり俠(おとこ)は行動してこそ俠」となっちゃうと、どうなるのでしょうか。「これまで抑えられていたエネルギーが暴発する……」というのは週刊誌の読みすぎだと思いたいです。でも、それもこれもヤクザを追い詰めた結果ではないでしょうか。暴排条例で正業を奪われて生活できなければ、オレオレ詐欺だって強盗だってやりますよね。

 作家の宮崎学さんは「かつてヤクザがここまで追い詰められた時代はなかった」とおっしゃっていましたが、追い詰められれば「せめて俠になって長期刑を務めよう」と思うのは、いいことではないですが、仕方ないかもしれません。「去るも地獄、残るも地獄」のヤクザ社会で、これから何が起こっていくのか……。元極妻としては「心配」しかないのです。

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