総合6位に入ったトヨタのタナク「全体的には良いイベントだった」/2019WRC第4戦ツール・ド・コルス デイ3後コメント

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2019年04月01日 15:41  AUTOSPORT web

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オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
2019年のWRC世界ラリー選手権第4戦ツール・ド・コルスは3月31日、SS13〜14で争われる競技最終日が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が優勝。ヒュンダイに2019年シーズン初優勝をもたらした。

■トヨタ
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/総合6位
「我々には十分なパフォーマンスがあったし、今年のツール・ド・コルスを楽しむことができたから、全体的には良いイベントだったと思う」

「もちろん最終結果には満足できないが、数年前までこのラリーではまったく楽しむことができなかったことを考えると、今や正しいペースと良いリズムで走れるようになったから、その点については嬉しく思う」

「今日はパワーステージでポイントを獲得することが目標だったから、リスクを負わず、ミスのない走りに徹した。戦いはまだこれからだよ」

●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合10位

「リスクを負ってまで攻める自信を持てなかったから、パワーステージでは1 、2ポイント獲得できそうだったけど、あと1歩及ばなかった」

「週末を通して自分には速さがなかったから、ただクルマをフィニッシュに導くことを重視して走った」

「舗装路での走りを改善するための策はあるけど、それについてはまた後で考え、まずは今回のイベントから気持ちを切り替えて、次の南米の2連戦に新たなる情熱を持って臨みたいと思うよ」

●クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)/総合9位

「パワーステージに集中して臨み、フルの5ポイントを獲得することができた。本当はこのようなやり方は好きではなく、優勝争いをしたかったけど、ライバルとタイム差が大きくついていたから、朝の最初のステージではタイヤを温存することにした」

「パワーステージでは、きちんと完走することを最優先しながらも、良い状態のタイヤでアタックすることができた」

「ヤリスWRCは週末を通して素晴らしく、シェイクダウンから一貫して走りを楽しめた。今後も自信を持って走り続ければ、きっと良い結果が得られるだろう」

■ヒュンダイ・モータースポーツ
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合優勝

「なんて素晴らしいラリーと結果だろう! エルフィン(エバンス)とスコット(マーティン/コドライバー)を慰めたい。彼らの結果は本当に残念だ。素晴らしい戦いだったし、今週末の彼らは間違いなく速いクルーだった」

「何が起きたのか、ラリーの終わりに僕たちのメカニックの姿を見るまで分からなかったんだ。パワーステージでは激しくプッシュした。今週末に獲得したポイントは、タイトル争いにおいて高い重要性を持つ。これはヒュンダイ・モータースポーツ全員のハードワークの証だね」

「純粋なペースの点では僕たちは最速ではなかったかもしれない。でも僕たちのターマックでのパフォーマンスには著しい改善があったし、この勝利によって皆の努力に完璧に報いることができた」

「土曜の午後のステージでは、優勝争いに絡むためにパフォーマンスを大きく改善し、そのことでこの結果が可能になったんだ。ラリーの最後を迎えるまで終わりではないからね」

●セバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合8位
「今日はチームにとって素晴らしい結果になった。残念ながら僕たち自身のラリーは、金曜日のオープニングステージでの問題が起きてから、事実上終わってしまったけれどね」

「多くのタイムを失い、そこからは先は劣勢になってしまった。戦う目的がないと、同じモチベーションは保てない。その代わりにマシンのセットアップに取り組み、今後の役に立つように調整を加えていった」

「課題はあったものの、楽しめるラリーだった。ヒュンダイi20クーペWRCはドライブしやすかったし、各ステージを楽しんだよ。次回のラリーではもっとうまくやれることを願っている」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合4
「チームのために多くのチャンピオンシップポイントを獲得するという目標を持ってコルシカに臨んだが、その目標は達成できたよ。今週末は、とりわけ土曜日の長距離のステージで、何度かポジティブなペースを発揮することができた。でも時には苦戦することもあった」

「表彰台を賭けて戦うのに必要な一貫性がなかったが、4位でフィニッシュするのはそれほど悪い結果ではない」

「ティエリー(ヌービル)とニコラス(ギルソウル/コドライバー)とチームの勝利におめでとうと伝えたい。チームがマニュファクチャラーズランキングのトップに戻れて嬉しいよ。次のラリー・アルゼンチンが楽しみだ」

■Mスポーツ・フォード
●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/総合3位

「いまはがっかりしているけど、全体的には本当にポジティブな週末だったし、優勝できるスピードがあったことは分かっている」

「今朝、最初のSSはいい感じで、パワーステージに入るいいリズムが得られた。何が起きたかはよく分からないけど、道路の中央にいた気がしたから、ライン上の石か何かにヒットしたのはツイてなかった」
 
「すぐさま、悪い音がしたことは分かったけど、数百メートル走ったころにはパンクのサインが出た。残り11キロあったから、ここでタイヤ交換をしたら順位をかなり落としてしまうことは分かっていた」

「それで、僕たちはそのまま続行することにした。幸い、最終的に表彰台入賞を死守することができた」
 
「望んでいた結果ではなかったけど、ペースはあったから、チーム全員がそこから前進する自信となったと思う。これまでのところ好調なスタートを切れていて、フィエスタWRCには開幕4戦の全戦とも本当に満足している」

「Mスポーツのチームみんなが、いつも懸命に働き改良をしてくれているから、今後のイベントでもこの調子を維持できるはずさ」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/総合5位
「本当にいい週末だったから、結果に満足しているよ。ラリーが始まる前は、シーズン中でもっとも難しいイベントになると思っていた。僕がWRカーで走ったことのなかった唯一のイベントだったから、低速コーナーもたくさんあって、そこには苦労してしまった」

「だけど、今日のようなクリーンなセクションでは、本当に高速でいくつかトップタイムを出すことができた。荒れたセクションではまだいくつか課題がある。それでも、パワーステージでは3ポイントゲットして、いいポジションでフィニッシュできたから、十分だよ」

■シトロエン・レーシング
●セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)/総合2位

「ポイントの面では良い結果だったよ。難しいラウンドで19ポイントを獲得したからね。一方で純粋なパフォーマンスの面ではとても苦戦した。それがなぜだったのか、ターマックで同じ問題がまた起きないようにするために、理解する必要がある」

「C3 WRCは、以前はターマックで良いパフォーマンスを発揮できていたんだ。それでも、マシンの力を最大限に引き出せたことと、ラリー・アルゼンチンのグラベルで掃除役をやらなくてもいいことを喜んでいるよ」

●エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)/総合7位

「このラウンドには大きな期待を持って臨んだから、当然ながらこの結果には満足できない。パフォーマンスが十分ではなかったし、週末を通してアンダーステアにひどく苦しめられた」

「次のターマックラウンドであるラリー・ドイチェランドとラリー・スペインに向けて、状況を改善するために懸命に取り組むつもりだよ。一方では、ラリー・アルゼンティーナのグラベルに戻ることを楽しみにしている」

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